『Forever Plaid Final 2022』観劇記録と想い #1

こんにちは。プラッズファン歴6年の女です。


お読みいただきありがとうございます!

やっぱりフォエプラって最高だな〜!という私個人の結論だけでも、どうかお持ち帰りください。
 
待ちに待った再々演。沈むことの多い世の中で、私にとって大きな舞台が、ついにその幕を上げました。


2年前の公演中止を経て遂に始まったオフ・ブロードウェイ・ミュージカル『Forever Plaid』の観劇を通して感じたことを、このタイトルでは語っていきたいと思います。今回は初回観劇の感想を中心に、プラッズのメンバーそれぞれに対して思うことを書いていきます。(続編記事が出せるかは不明ですが、熱量だけはあります)


ネタバレの範囲が不明なので、不安な方は観劇後の閲覧を推奨します…!


はじめに 

隙あらばなんとやらですが、私のプラッズ体験は2016年の再演から。当時大学生の私は、気になり出していたV6の長野くんが地元に来るとのニュースを受け(既にFC受付は終了)、後援のテレビ局が持つチケット抽選に応募。見事当選し、観劇を経て無事にプラッズファンとなりました。メ~チケさん、その節は本当にありがとうございます。
後にV6ファンとなるわけですが、気になる方は過去記事をご参照いただければ幸いです。


兎にも角にも、待ちに待った再々演な訳です。2020年に開催予定だった、文字通り“幻”となった公演までの4年。そして、それが中止になってからの2年。計6年間、本国アメリカ公演のキャストが出している英詞サントラを擦り切れるまで(実際はダウンロードとサブスクなのですが)聴きながら待ち侘びておりました。私の愛する日本版プラッズも同じ気持ちだったのだろうと、パンフレットやゲネプロ記事からも窺えるのが、心から嬉しいです。


(参考:サントラ2枚のSpotifyリンクを下記に。私にお金が入ったり、押した方がどうこうなったりすることはありませんのでご安心ください。)
☆Original Off-Brordway Cast ver.https://open.spotify.com/album/3ZX8gMdL8fhyZ23WuXe3A2?si=EMMy2n8uR7aKs7F9LLsIcw

☆Original Las Vegas Cast Recordinghttps://open.spotify.com/album/64EihvmIef2XbDnSto9hWH?si=N-yjvQmgQKSlj3vSGTyu2Q

☆日本版プラッズもサントラ出してくれ──!


さて、ではここで『Forever Plaid』のあらすじを。
(公式HP : https://www.forever-plaid.com


高校時代に出会ったフランシス(演・川平慈英さん)、ジンクス(演・長野博さん)、スパーキー(演・松岡充さん)、スマッジ(演・鈴木壮麻さん)で結成されたサウンドグループ「Forever Plaid(フォーエヴァー・プラッド)」。スコットランドの誇りを胸に、アメリカンドリームを追い続けていた彼らは、不幸なことに4人とも命を落としてしまいます。


私たちが目にする舞台は、なぜか、2022年!物語は、地上に舞い降りた天使のような4人が、戸惑いながら舞台に立つところから始まります。観客は「どういうわけかForever Plaidというグループのライブを鑑賞することになるお客様」という役割に据えられるので、スムーズに物語へ入り込んでいくことができます。

また、歌われる楽曲たちは当時のヒットソングばかり。日本語訳が施されているので、楽曲自体を知らずとも、そのキャッチーさや楽しさ・美しさに触れることができます。そんな素敵な演目を日本でやろうと思ってくださった慈英さん(参照:公演パンフレット)には、感謝しかありません。


幕が上がるということ


さて、そんな私は2022年公演の初回観劇を、先日無事に終えてきました。幸せで胸がいっぱいです。おもちゃ箱のように楽しい時間が詰まっていて、それだけで涙が溢れるような、そんな公演でした。


よみうり大手町ホールには初めて入りましたが、かなりコンパクトな印象を持ちました。天井が高く、音の響きがとても気持ち良さそうなホールだなと思います。
20th Centuryファンクラブの名義が私の想いを汲み取ってくれたのか、席はなんと2列目。初回からそんなに前で体感して大丈夫だろうか…と不安を覚えつつ、着席。白い布のかかったスタンドマイクが、目の前に4本。ワクワクが加速します。


開演5分前、1列目の座席に誰も座っていないのを不思議に思いながらアナウンスを聞いている最中、気づいてしまいました。このご時世、1列目の座席を潰してキャストとお客さんの距離を少しでも取ろうと準備する公演がある、ということに…………!(召される絵文字)
私とプラッズの距離がこの世で最も近くなろうとしていることに気づいて焦る間も無く、バンドメンバーが舞台の上に。大きな拍手で迎えながら、私の目には既にうっすらと涙が滲んでいました。


ただでさえ今日の幕が上がるか不安を感じざるを得ない世の中、キャスト・スタッフの皆さんが毎日検査を受け、厳重な感染症対策をしてくださっていることを伝えてくださるのが、どれほどありがたいことか。日々感謝しながら生きていきたいと改めて感じました。


お調子者でまっすぐな愛のひと―Sparky

はじめは、松岡充さん演じるスパーキーについて。特に彼の魅力が感じられる曲は『Perfidia/パフィディア』『Matilda/マチルダ』でしょうか。女との恋を歌った曲ばかりですね(言い方)。


そんな恋多き(?)スパーキーですが、柔らかい色味の金髪でバシッとキメて、ステージの端から端までを練り歩き、観客を虜にしていきます。異母兄弟のジンクスとはことあるごとに、合図のように拳を突き合わせ、フランキーのことは「本当はフランシスって言います」とからかってみせる。早々と自分たちが死んだことをサッと受け止め(ているように見せようとしたのか)、序盤の自己紹介で「ボクたち、死んでいます」と言ってのけるような一面も。


しかしその内側には燃えるようなパッションとラブとロックン・ロールが詰まっていて、聴く人の心を熱くさせるソロパートを多数の楽曲で聴くことができます。とはいえ意外にも諸々の現実が見えていたり、嘘をつき通せない正直者だったり、ジンクスの衣装をチェックしてあげたり(異母兄弟の尊いシーンのひとつです)と、ネコ科風の見た目とは裏腹に、世話焼きで情に厚いところが、なんともいじらしくて可愛らしいキャラクターだと思いますし、場の盛り上げ方はやはりピカイチ。つい手拍子したくなる魅力に溢れています。


和音の中と外を行き来するような、複雑で緻密な音の彩りは、プラッズのハーモニーを唯一無二にしてくれているかのよう。スパーキーの奏でるメロディの難易度はとてつもなく高いように感じられますが、劇中で難なく歌いこなしてしまうところに、松岡さんの熟練の技が光ります。また、前列で見ていた人たちはきっと、彼の熱いファンサービスにクラっと来てしまったのではないでしょうか。私もそうです。まるでスパーキーのガールフレンドになったかのような気持ちになれること間違いなしです!(?)


愛するブラザーと奏でる少年の煌めき―Francis


プラッズのリーダー的存在・フランキーことフランシス。このカンパニーを立ち上げたといっても過言ではない、川平慈英さんが演じていらっしゃいます。

 

リードボーカルを取る曲が多いので見どころたっぷりですが、やはり『Catch A Falling Star/流れ星をポケットに』でのフランシスが、キャラクターと合っていて素敵だなと感じます。某CMや某サッカー中継でおなじみの“ええ声”を期待して観劇した方は、それらをはるかに上回る歌声に、きっと圧倒されるでしょう。はっきりとしたアメリカンなお顔立ちと、合間に交わすスムーズな英語の会話が私は大好きで、ちょっとだけ本国アメリカの雰囲気を感じられるような瞬間だなと思っています。


ときに凛々しく、ときにキュートに(ジンクスにくすぐられて転がっているさまは小4男子そのものでした)、個性たっぷりなメンバーをまとめながら、MCではしっかりとお客様への暖かい言葉を向けてくれるフランシス。グループとしての安心感があるのは、彼のおかげかもしれません。曲と曲の間や、ハーモニーの途中で周りのメンバーとコミュニケーションを取る様子が見られるのも、人柄が垣間見えて好きな部分です。


終盤、最後の曲を歌う前にそれぞれの素直な感情が吐露されるシーン。あの数分間でフランシスが語る、ハーモニーの素晴らしさを表す言葉たちは、芸術に触れた人なら誰もが共感し、心を震わせてしまうのではないでしょうか。ひとつの音に、ハーモニーに命を注ごうとした4人だったとそれまでのパフォーマンスで分かるからこそ、死してなお音楽への愛情を絶やさない4人だと感じられるからこそ、この言葉が響いてくるのかもしれないと思います。


そして、紳士的だった彼の放つ最後の本音が、震えていく声が、涙腺にずしりと響くのです。メンバーの中では小柄な身体から、大きな声で語りかける様子、潤みながら訴えかけてくる大きな瞳、そしてあの静寂と、吐息ひとつも逃せない表現力。何度見ても、圧倒されてしまいます。物語の核となるあの時間を、多くの人に体感してほしいと願ってやみません。


やっぱり愛すべき、チャーミングな音楽オタク―Smudge


鈴木壮麻さん演じるスマッジ。初っ端からステージをやることにちょっぴり後ろ向きな彼は、ひとたび蓋を開けると何とも可愛らしくていい声のお兄さんになってしまいます。少なくとも私の周りでこの公演を見た(主にV6ファンの)皆さんは、軒並みスマッジの可愛らしさにやられているようです。もちろん私も同じく、しっかりやられてしまいました。かわいい。


チャーミングでジェントルなスマッジにメロメロになりつつ、レコード・オタクとしての熱が入った語りは、どうも他人事には思えなくて。「いい夢でした!」と締めたMC。4人で自主製作した空っぽのジャケットたちには、とてつもない切なさが詰めこまれ、彼のスーツケースと共に、そして名曲のレコード達と共に、旅立っていくのでしょう。


スマッジがメインとなる、私の大好きな曲は『Rags to Riches/文無し』と『Heart and Soul/身も心も』の2曲。後者はピアノが弾けちゃうスマッジの技術を堪能できる素晴らしい楽曲です。そして、「労働者の男たちのことを歌うのも好き」と語ったスマッジが最後に大逆転の曲を歌い、眼鏡を投げ捨てて心のままに歌い踊る様子は、フィナーレの高揚感を一気に加速させてくれます。

 

ここで夢のような枚数のプラッズジャケットを見せながら歌う場面は、曲調がとても華やかなのに、とても切なくて。低音パートでプラッズを支える役目の多いスマッジが、のどを最大限に震わせて歌う『Rags to Riches』は絶品そのもの。劇場でぜひ堪能していただきたい1曲となっております。


私が初回に入ったときは、公演中にたびたび目線を頂戴してしまい、すっかりスマッジのファンになってしまいました。そもそも、ジンクス以外のプラッズメンバーは、前列の観客へのファンサービスを惜しまないのです。これは、後列が楽しめないのか?という話ではないのですが、とにかく目線が合うので、毎度毎度「そんなにする……?」と驚かされてしまうのです。

(しかし、ジンクスだけはちょっと違っていて。顔はこちらを向いていても、見ているようで見ていないような、不思議な目線をしていました。かつ、後ろまでを見渡すその姿に、大きな会場で多くのファンを虜にしてきた長野さんらしさのようなものを、つい感じてしまうのです。)


カーテンコールでは、最後に立ち上がった瞬間目の前にスマッジが……スマッジさん(鈴木さん)がいて、指定席なのに戸惑いを隠せずにおりました。ソーシャルディスタンスこそ取られてはいるものの、しっかり目線の先に自分がいることを確認してしまったところに、眉を上げて「うんうん」と頷く鈴木さんがいらっしゃって……。一瞬私だけに向けられた(ように見えても仕方ないところなのです、最前列という場所は)あの笑みは、一生忘れられない気がしています。


目覚めていく末っ子大天使―Jinx


6年前、私を虜にした大天使・ジンクス。長野博さんが演じていらっしゃいます。コロコロ変わる表情や、挙動のすべてが可愛らしく、ディズニープリンセスのような気品も兼ね備えた素敵なキャラクター。ファンとしては、もう語り切れない領域の“”“良さ”“”に包まれております。

ちょっと少年のような長野くんが好きな方、歌って踊る長野くんが好きな方、というか長野くんファンの方には絶対見て欲しい、そんな役柄を煮詰めて煮詰めたのがジンクスだと思ってもらえれば幸いです。

フランシスがプラッド柄の説明をするところで自らの蝶ネクタイをぴよぴよと引っ張ってみたり、ソンブレロにマラカスのスタイルでシャカシャカとやってみたり。時代が時代なら、ソンブレロにマラカスのジンクスちゃんのアクスタが欲しいですね(曇りのない眼差し)。


ハスキーで優しい歌声でメンバーを包むところはV6と似ているように見えて、ハーモニーの頂上はかなり高いところに。少々音域的には厳しそうでありながらも音を当ててくるところに、シンガーとしてのレベルの高まりを感じます。偉そうなコメントですが、V6で歌が上手すぎるメンバーに囲まれてちょっと不安定な声を響かせていた長野くんから、どう考えても成長していると思います。舞台での響かせ方は、もちろん本場で大活躍する鈴木さんなどには及ばないかもしれないけど、このキャリアにあっても確実に経験値が上がってきていることを、強く感じました。時々ハーモニーのてっぺんにも耳を澄ませてほしいなと思います。

また、ソロ曲『Cry』で覚醒(!!!)した後のジンクスは、さすがにV6でも見たことないのでは?!というほどのオラオラっぷりで、客席全体を自分のものにしてしまいます。なんて恐ろしい子……!


ジンクスの歌声が特に堪能できるのは、サビ前からサビに向けて指先から爪先までの美しい準備と共にみなぎっていく『Cry/涙』と、エモーショナルでちょっぴり切ないMCを経て開幕するプラッズ版「エドサリヴァン・ショー」で情熱的に歌い上げられていく『Lady of Spain/スペインの女』の2曲。

『Lady of Spain』は、歌に取り組むジンクスの前後左右をプラッズメンバーが行ったり来たりしながら、いろんな芸を披露してくれるのですが、その中でも動じずに歌い上げるジンクスの歌声にも注目して欲しいと思いつつ、ほかのメンバーの頑張りにも注目して欲しいと思いつつ、で、てんやわんやな3分11秒です。スフィンクス!!


そして、ジンクスを熱烈に推す者としてじっくりと聴いて欲しいのは『No Not Much /秘めた想い』の曲中で発せられる「♪いや……」の音。おそらくこれは日本版オリジナルとなる部分のひとつで、そもそも曲調が蜂蜜のようにしっとりして甘いのですが、その中でふと発せられるジンクスの声に、どうか世界中がメロメロになってしまって欲しいと願うばかりです。


感想・おわりに


再々演に対する想いが溢れすぎて、何から書けばよいのか分からずに1週間が経ってしまいました……。
個人的な初回(5/16 ソワレ)の感想として言えることは、実はあまりなくて。というのも、最前列で致死量を超えるプラッズを浴びてしまったことにより、網膜通り越して後頭部までに彼らの歌声が焼き付いてしまいました。本当に、嬉しい悲鳴とはこのことです。まさに夢のような、死ぬ前にもう一度見たくなるような、素敵な時間でした。


『No Not Much』で、4人が私に手を差し伸べて目を合わせて一節歌ってくださったことや、そのタイミングで本当は長野くんの瞳だけを見つめてみたかったけど、そんなもったいないことができなくて、それぞれの瞳を1拍ずつ真剣に見つめたこと、その視線の熱に耐えられずに背もたれに沈み込みながらのけぞってしまったことを、いつか人生に絶望してしまいそうな日があったときの自分のために、ここへ書き残しておきます。


私にとって、そして多くのV6ファンにとって、目の前で歌い踊る長野くんを、V6が解散して半年が経った今も見られるということは、まさに天文学的な、宇宙の巡り合わせのような幸せなのです。まだ言葉にしづらい感情ではありながら、ジンクスとして歌い、ジンクスとしてターンするその身のこなしに、ついV6を見てしまう私がいたことも事実です。ただ、今はそこに3人の(今や共演者の域を超えた)大好きなメンバーが加わることで、はるか遠い空にまで届く最高のハーモニーが生まれるのです。


いろいろなファン層の観客が入っていることは理解しながらも、そんなことを考えてはウキウキした気持ちにさせてくれるプラッズのことを、つい心から愛してしまうのです。プラッズ箱推し、プラッズしか勝たんのです。困ったものです。流れ星ここに入れて♡(うちわ)

 

ということで、初回の観劇感想及び、プラッズメンバーそれぞれの良さを語ってみました。まだまだ語り尽くせてはおりませんが、今回はこのあたりで終わろうと思います。最後まで読んでくださった方の観劇の支えになれば幸いです。

 

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V6と駆け抜ける私の日記 #3 散文①

Twitterで語るとTLを埋めまくってしまい大変なことになるので、こうやってときどきブログに残そうと思う。(日常ツイートと被る話もあります)

 

本日は「SONGS」のV6回が放送される。楽しみだ。これまで色々なアーティストの回を見てきたけど、毎度毎度本当に最高な45分を見せてくれるので信頼している。メドレー2本って何だろう。いつまでもV6を完結させる気がないというか、それは語弊があるけど、11/1まで「今のV6」を見せようとしてくれているのが嬉しい。まだ、彼らを想い出にできなくて、絶対泣いちゃうだろうな。

 

お昼頃、仕事場にV6 grooveグッズのタンブラーを持って行った。空のタンブラーを持って電車に乗り、乗り換えの駅でスターバックスに入る。

基本のラテを頼む。(あったらいいな、というオータムブレンドは売り切れていた。)サイズはグランデにしたが、試しにお湯を入れてくれたパートナーさんが「グランデだと少し量が溢れてしまうので、飲んでから蓋を閉めてくださいね」と声を掛けてくれた。トールのフラペチーノならちょうど良さそうなサイズ感なので、スタバユーザーとしてはとっても嬉しい。

 

熱々のラテを注いでくれた店員のお姉さんに、声を掛けられる。

「このタンブラー、私も持っています!」

じわ、と心が温まった。くすんだイエローと長場雄さんのイラストが可愛らしく、飲みやすい口で、保温にも優れたタンブラー。そして「V6」とプリントされた文字。店員さんもV6ファンだとのことで、

「可愛いですよね」

「分かります」

「ファンなんですか?」

「大ファンで〜、最近はセンチメンタルです笑」

「ですよね!このグッズたちも可愛くていっぱい買っちゃいました」

「分かります!私もいっぱい買ってます…。」

などと会話を交わした。

 

大事な会議の前で、多少憂鬱な気持ちで立ち寄ったはずのお店から出るとき、私はなんだか温かい気持ちになっていた。1人で行動することが多い日常で、同じようにV6が好きな人に出会えたことが嬉しかった。蓋を閉めるために飲んだラテではちょっぴり火傷したけれど、今度は別の飲み物を、彼女に、タンブラーに注いでもらえるように、丁寧に洗わなきゃなぁ。

 

これまでも、日々の中にV6はいたけれど、この数週間で圧倒的な供給の渦に飲み込まれ、彼らの姿が脳味噌に染み込んでいくのを感じる。それは、「完結」が近づいているからなのか、私個人が忙しくて苦しくてつらい日々を送っているからなのか、そのどちらもなのか、まるでわからない。

 

先日、渋谷で展開されている広告を見に行った。

上京してから2回目の大規模な広告展開。未だにかなり迷う渋谷の至るところに、彼らの顔が並んでいた。趣味が近い友達にお願いして、あちこち探し回る。1人ではなかなか「キャー」とか「ワー」とか言えないので、彼女が横にいてくれることはとてもありがたかった。心置きなく、「えっ、カッコいいんですけど……!?」「この写真(西武百貨店のPOP UP STORE広告)はメンカラが云々」などと熱く語ることができたので、非常に満たされた気分となった。少し前に、運良くPOP UP STOREにも行けたので、またどこかのタイミングで話をしたい。

 

今日は最後に、渋谷で展開されていた広告を載せてみる。特に1枚目はあまりにもエモーショナルな広告群で、このデザインのポストカードやらクリアファイルやらが欲しいと願ってやまない。

 

(※下記は風景の撮影という認識なので、肖像権や著作権の部分は問題ないと思っていますが、諸々調べてみて問題がある場合は取り下げます。)

 

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「The ONES」への愛を語る。後編

嗚呼。V6。

無茶してくれてありがとう。

 

大変、たいっっっへんお待たせ致しました。

 

 

V6が"無茶した"オリジナルアルバム「The ONES」について書いています。もう、様々な方の心に、アルバムが染みついている頃かと思いますが…せっかくなので後編も書きます。

私が手に入れたのは初回盤Aのみなので、MVの内容にも触れます。

 

※長いので前後編に分けています。ぶっちゃけ流し読みしてくださっても構わないです…私はファンになって初のオリジナルアルバムに興奮していますが、ご理解くださいませ。

前編:「never」から「DOMINO」まで

後編:「Round & Round」から「The One」まで

 

参考:V6 「The ONES」特設サイト from avex http://avex.jp/v6/v6theones/

(ライナーノーツの記載されたページが削除されており、絶望……。avex公式YouTubeの概要欄より引用させていただきます。)

歌詞引用: https://sp.uta-net.com/artist/1098/

 

前編はこちら(4年前の記事なので情緒が今と違います。成長しましたね。)

nukumorionigiri.hatenablog.jp

 

 

The ONES 楽曲について

(引用部分は「The ONES ライナーノーツ」より)

 

7.Round&Round

現実なのか幻想なのか。真実はどこにある?答えを探し求めて彷徨い葛藤する心情を歌ったダンスチューンは、長野 博のプロデュース。6人の声の重なり、ソロになった時の個性、エモーショナルなフェイクなど、トラックの華やかさに負けないボーカルの魅力も存分に味わえる1曲。

 我らが長野博さんプロデュースの曲。

タイトル発表時に「また長野くんは回るのか(「Lookin' the world 」のことと思われる)」と言われていたのを思い出します。

ツアー中に45歳を迎えた長野さん。自他共に認める「アナログ人間」の長野さん。そんな長野さんがこの曲ですよ。

超デジタル。超超超デジタル。

まさか!というか、なるほど!というか。

MVも、オールグリーンバックでしたね。

 

「迷える男の歌が好きだなぁ、V6。」とか思っていましたが、今回に至ってはそのプロデュースが長野さんってのがポイント。

あと歌割りが素晴らしい。井ノ原さんの「心は泡沫」が好きです。あと森田さんの「gravity」良すぎません?それぞれの声で歌われるそれぞれの言葉の響きが素敵だなって。

 

長野くんの「夢の続きは 幾何学なprimary」の、歌い方の優しさ?凄いですよね。世界救えますよね。

 

初めて聴いた時には特に思わなかったけど、この曲はソロ、ユニゾン、フェイク、などボーカルの良さが詰まっています。ライナーノーツにあるように、「トラックの華やかさに負けない」感じ。

 

MVやダンスは、「あれっなんか少し…普通…?」とか思ってたんですけど、MVは見れば見るほど良さがわかるスルメ感だし、ダンスはね…みんな…分かるよね…?(WOWOW×V6を再生する絵文字)

 

8.Remember your love 

三宅 健がプロデュースを手掛けたのは、「忘れられない女性」がテーマとなったラブソング。
楽曲について何度もディスカッションを行いながら作り上げられた。
終わってしまった恋を今も大切に想い続けているというシチュエーションが、なんとも切ない。募る思いを噛みしめるように歌う6人の表情を捉えたMVは、白い光のアートが孤独感を浮かび上がらせている。

ハァ………………………………(ため息)

 

このアルバムでいちばん好きな曲かもしれません。三宅健さんプロデュースのラブソング。

とにかく曲中に何度も登場する「I'll remember your love」のリフレインが最高ですが、いちばんはじめの坂本さんパートだけ「I remember your love 」なのが好きです。

 

そしてメロディーラインが素敵。Aメロは低音域をしっとりと、Bメロでは少し感情的に、跳ねる音がありつつサビへ上がっていく感じ。

サビは、もう、想いが溢れすぎてて…………(涙を拭く)…………男性ボーカルとは思えないほどに美しいファルセット(それの最高音がぴったり6人で揃っているのがまた素晴らしい)と、1オクターブ離れた音をスッと歌うV6。すごい。このオクターブ上に跳ねる盛り上げ方って、カラオケとかで歌うとすごく難しいですよね。プロの歌い手なんだなぁと、感嘆を禁じ得ません。

 

歌詞も、ある程度は普通に理解できる、「忘れられない女性」「忘れられない恋」というテーマに沿っていると思います。でもどこか、今までにあったようで、ない。そんな気がします。

 

「Timeless」の記事からこのブログがスタートしたので、お気付きの方も多いと思いますが。

私、V6のミディアムバラードが好きみたいです。

この、言ってみれば「ダンスを踊るのか…踊らないのか…?」くらいの曲。素敵ですよね。

MVではダンスがなかったものの、ネオン管の枠の中で切なげな視線を送るV6に目を奪われ、赤いドレスで舞う女性に目を奪われ、というステキな世界観でした。

コンサートでは(やっぱり)踊ってましたね。あの振りもめちゃくちゃ好きです。細かいことを言うと、「拾って」のところ、が、好きです!

『Remember your love』だけで1本記事が書けそうなくらい、好きな曲です。

(2021/8/15追記:やっぱり1本書きたいので、元気があるうちに書きます。)

 

─────ここから4年弱の月日が流れる。書き方ガラッと変わってます注意──────

 

9.Answer

他の誰でもなく、決めるのはいつも自分次第。自分の中にある答えを信じて歩いていくーー

そんな強い気持ちをエモーショナルに歌いあげるこの曲は、坂本昌行のプロデュース。静と動のコントラストが鮮やかなトラック、熱量の高いギターソロなど、ガツンとパンチの効いたロックチューン。

坂本さんプロデュース曲。「メンバーのシャウトが聞きたかった」とのコメント通り、6人がユニゾンでシャウトするようなサビが胸を打つ楽曲。

 

それにしてもこの6人のユニゾンって本当にすごいなあと思い知らされます。健くんや長野くんのような特徴的な歌声も、岡田くんのような真っすぐ溶け込む歌声も、6人が6人を魅せあい、補い合って、耳に飛び込んでくる歌声の束は、なんというか……彗星……?(良い表現が見つからなくてバグが発生している顔)

しかも、なにもサビの最高音で揃えてこなくても。最も心を打つところでそんな最高のユニゾンをお見舞いされてしまったら、どうなってしまうのだろうか。ライブで聴いた時には、鳥肌どころの騒ぎではなかったです。ぞわっと背中を駆けのぼるものがあり、頬が紅潮し、目が熱く潤むほど、もはや「怖い」と表現するのが適切ではないかと思うほどの歌声でした。

 

Aメロ、Bメロ、そしてサビにかけてグッと盛り上がっていくのが、内なる情熱を放出していく男たちの様子を表しているようで”滾る”といったところ。MVも白黒でシンプルかと思いきや、熱く熱く歌い上げる6人の姿と、疾走感のあるイメージシーンの畳み掛けが重なって凄まじい力を見せてくれる。ライブではモノクロ映像+真っ赤な炎(回転花火×爆発)による、これまた熱いステージ展開に。

 

坂本さんって、リーダーというより最高責任者・管理職というか、責任をもって他のメンバーを自由にさせているという認識で、それは間違ってはいないと思いますが、今回のプロデュース楽曲で見せたのは、その内なる部分のような気がしていて。熱く熱く、秘めたるものを見せてくれた楽曲だと、私は思います。

 

10.Can't Get Enough

2017年3月にリリースされた、47枚目のシングル。いわゆるJ-POPという枠を軽々と超えてしまったようなトラック、ファルセットを大胆に取り入れたセクシーなボーカルなど、V6の新たな挑戦が形になった1曲。こういう曲をまずシングルとして打ち出してくるあたり、グループとしての充実ぶりと確かな自信がうかがえる作品。

 

ライナーノーツにあるように、自らの活動が充実しており、かつそれに自信がないと出せない楽曲だと思います。

 

このあと「Right Now」「All For You」など、どんどん最先端音楽マシマシな楽曲を出していくことに繋がるわけですが、まずこの時点でちょっとカッコ良すぎる(褒め言葉)曲を、何事もないように自然な感じで出せるということの貴重さは、最近新しい音楽性を試そうとしている後輩グループのメンバーとかが特に実感しているんじゃないかなって(誰目線ですか?)

 

このシングルリリースあたりから、V6の音楽を「アイドル音楽」以外の側面で見るようになった人が増えたのではないでしょうか。楽曲としては『Oh! My! Goodness!』あたりから始まっているであろう、音楽的な挑戦。ファンや世間の受け入れ性、目指すものの設定など、紆余曲折がありながらも、ひとつの挑戦の大きな成果が現れたのが、『The ONES』なのだと思うのです。

 

2017年当時、鮮烈な1曲として私たちを驚かせてくれた「Can't Get Enough」は、ツアーでもえげつねえ開幕シーンを魅せてくれました。爆発とか、ジャンプとか、そういうので登場するアイドルは多いし、もちろんV6もその経緯を経ての演出ではありますが、スクリーンが左右に割れて、そこにジッ……と座ったまま(立っている人もいましたが)のV6がいて。アレは自信がないと、余裕がないとできないなって思います。

 

もうあのときの……逃れられない感じ……V6が迫ってくるじゃん……みたいな気持ちをもう一回味わいたい、と毎日考えてしまいます。

 

 

11.ボク・空・キミ

森田 剛がプロデュースしたのは、micca作詞・大橋トリオ大橋好規が作曲を手がけた感動のバラード。作り手の体温を感じながら丁寧に歌ったという6人のボーカルからは、涙や笑顔など、さまざまな感情が伝わってくるよう。まるで映画のように作り上げられたMVでの、森田の表情にも注目。

 

これはなんかもう…………あんまり言葉にできないというか…………じゃあここでブログを畳みましょうかと、そんな気持ちになるくらい温かくてしんみりする曲です。夜寝る前に、質の良いイヤホンでじっくり聴きたくなるようなサウンドと、優しく語りかけるような歌声。

 

6人のユニゾンはときに様々な姿を見せてくれますが、この曲はなんだろう……白湯のような……お風呂にザブンと浸かって、はあ〜〜〜と白い息をこぼすときの空間のようなイメージで、この曲を剛くんがプロデュースしたんだなあと噛み締めながら生きています。(?)

 

文章短いんですけど……伝わるといいな……。

 

12.COLORS

2017年5月にリリースされた48枚目のシングルであり、井ノ原快彦出演のドラマ「警視庁捜査一課9係 season12」の主題歌。本当の自分を隠さないで、みんなそれぞれに持っている個性という色を大切にしようと歌われる、ハートフルなナンバー。V6の歴史を語る上で欠かせない国立代々木競技場第一体育館で撮影されたMVは、アートディレクター森本千絵が手がけている。

 

暖かい曲続きですが、これはお風呂っていうより、夕方の河川敷を歩きながら聴くとか、今日も仕事頑張ったなあ〜のタイミングとか、軽いリラックスタイムに聴くイメージです。

 

数々の圧倒的な歴史を共に歩んできた代々木第一体育館で撮影されたMVが、絵本を捲るような暖かさに満ち溢れていて、それだけでウルっときます。『君だけの色で駆け抜けて』と語り掛ける先には私たちがいるのか、それとも過去の代々木を駆け抜けていくV6がいるのか、と、いろいろな解釈ができるのも素敵だなと思います。

 

「MANIAC」に続いていく、自分の個性や好きなことを追求するV6の姿は、そしてその気持ちの表出である音楽は、ものすごい説得力をもって私たちのところに飛び込んできました。貴方が言うならそりゃそうよ、と、つい舐めた口を聞いてしまいたくなるほど、個人活動を充実させた上で集まった6人の凄さが表れていると思います。

 

13.レッツゴー6匹

6人の仲の良さが伝わってくるようなアカペラで始まるこの曲は、井ノ原快彦がプロデュースしたもの。作詞と作曲を手掛けたのは、井ノ原自身も大好きだという池田貴史(レキシ)。レキシだけにV6の歴史にスポットを当てたこの曲には、これまで歌ってきた曲のタイトルが見事に散りばめられている。作り手側の遊び心に拍手!

 

いや〜〜!泣いちゃいますよね〜〜!

レキシはもともと好きで、ぜひV6にもレキシネームを…などと思っていましたが(?)そんなこと考える間もなく、素晴らしい楽曲です。

 

はじめのアカペラ然り、基本的に6人で一緒に歌っているところ然り、肩を組んで楽しく歌う様子をイメージしたであろう楽しい楽曲になっているのが嬉しい。

 

6匹、とタイトルに入れちゃうのも嬉しい。おじさんになってもかっこいいアイドルはもちろんいますが、おじさんになってもこうやって遊び心を大切にしながら、ちゃんと遊び倒す(ふざけ虫のメンバーがいるからかもしれませんが)ところが、誰からも、いつまでも親しみを持って愛されるV6の良さだなあと思えて仕方ないです。

 

14.The One

アルバムの最後に収録された曲、「The ONES」というアルバムのタイトルが決まってから出来てきたというこの曲。6人の関係性、V6とファン、大切に思う誰かとの間に生まれる気持ちなど、あたたかな心の温度が伝わってくるよう。注目のシンガーソングライター、THE CHARM PARKが作曲とアレンジを手がけている。

 

ワンズコンのドキュメンタリー(たしか名古屋)で、みんなでこの指とまれをくっつけて揺れるやつをやろう、という話になって、そのまま最後の静岡まで続けてくれたのが、泣けるほど嬉しいなと思った楽曲。最高演出すぎんか……?計画してできるものではない……最高演出神(さいこうえんしゅつしん)ありがとう……!!!!

 

ふと見た映像だったとしても、ああやって固まってニコニコしている6人を見るたびに毎回ウルウルしちゃうし、どうかいつまでも(せめて心の距離だけでも)ぎゅうぎゅうの6人であってほしいと、願ってやみません。

 

あとがき

「みんなのアイドル」と「わたしのアイドル」の間に当たるのが、アルバム「The ONES」だと思っています。各々のプロデュース曲で6人の考え方や好きな音楽に触れることができて嬉しく思ったり、逆にもっとパブリックな6人をたくさん見たいと思ってみたり。

 

私のV6原体験は「HONEY BEAT」の学ラン衣装なので、言わずもがなあの時とのギャップはとても大きいと感じています。全員が大人になって、色気を身に纏い、年齢も経験値も非常に高いタイプのアイドルとして、ダンスグループとしては特に最先端を走り続けていこうとしている。そんな彼らの新しい魅力を、このアルバムを通して強く強く感じました。

 

長々と書いたものの、楽曲の解釈は聴き手である私たちに委ねられていて、雑誌や音楽番組の様子によってはそれが変化し得るものなので、思い出したときにこの記事も書き換えるかもしれません。……と毎回言っている気がするけど。

 

ということで、4年越しに記事を完結できました!!!!!!!!は〜〜〜よかった……。

昔から私の記事を見てくださっている方がもしいたら、私の心の中にあるめっちゃでかい山の頂上から大声で「わたし、やったよ〜!」と叫ぶ私の声を、ぜひ聴いてあげてください(???)

 

この4年間は本当に色々あったし、パッションが足りなくて筆が乗らない日々もあったけど、4年経ってもThe ONESの世界は永遠で、最高なアルバムのひとつだと思っています。魂の語りを読んでくださった方、ありがとうございました。

 

 

やっぱり、何度でも言いたい。

無茶してくれてありがとう、V6!!

 

 

 

 

 

V6と駆け抜ける私の日記 #2「ただ、まっとうな」

8月12日 木曜日

いつか書こう、書こうと思い続けたこの日記と、5か月振りに向き合うことにした。

今日は、V6のラストツアー「V6 groove」のファンクラブチケット当落発表日。様々な感情を抱えながら応募したチケットは、”現時点で”すべて落選。14時の発表以降、時間が経つにつれてどんどん気持ちが沈むので、今の思いを綴っておこうとPCを立ち上げたところ。お付き合いいただける方は、よろしくどうぞ。

 

V6と駆け抜ける私の日記 #2「ただ、まっとうな」

私がどれだけV6に会いたいか、言葉にするのはとても難しい。

そもそも、私が行っても良いライブツアーなのか?と自問するまである。

 

そもそも1995年デビューの彼らに、年齢が追いついていないのである。Twitterを徘徊していると、「20年応援していましたが、全滅でした。」「健くんがデビューする前から応援していますが、全滅でした。」とのつぶやきが見受けられる。26年弱の活動を支えてきた人たちが、最後にひと目拝むことさえ叶わない。分かっちゃいたけど、その事実の重さと、彼らのアイドル活動が築き上げてきたものの大きさを目の当たりにして、吐き気がした。

とはいえ、私もV6と最後の時間を過ごしたい。比較する必要はないので、私の中で私がいちばん、と表現するが、大きな気持ちを抱えて応募したのは事実だ。まだまだ自分を子どもだなと思うこともあるが、大好きな人たちの手前、多少わがままにならせていただいてもいいだろう。V6に会いたい。同じ空間で、できれば同じ空気を吸って(換気はされるだろうけども)、たくさん笑って、たくさん泣いて、そして最後には笑顔で手を振って、見送らせて欲しい。

 

本日の結論:定価以上の金銭を伴うチケット譲渡行為(転売)は許さない

個人的にはまだすべてのやる気が出ず、大規模な通報作業には取り組めていないのだけど、今回ばかりは(いつも)本当に、本当に侮辱的な行為だと思う。感情的になるのはよくない気もするけれど、今回ばかりは(いつも)許さない。

もちろん、これまで何度も同行させていただいたり、チケットを譲っていただいたことはある。しかしそれはあくまでも常識の範囲内で、まっとうな取引の結果なので、何も恥じてなどいない。比べるまでもない。

現時点で、転売と思われるチケットの価格は25万円(私が見たものでは)。ありえない。彼らの想いを、彼らに対する私たちの、私の気持ちを踏みにじる行為だと思う。

その値段を払えば行けるのであれば、私だって、という気持ちはある。一度も拝まずに終わるか、一度拝むかの違いは大きい。100万円払ってでも、会いたい気持ちはある。

でも、それは、超えてはいけないラインだと思う。犯罪に加担しているのだから。私個人としては、自分の大好きな人たちが共有する空間に、犯罪者が紛れ込んでいて欲しくはない。それは、まっとうな愛情ではない、エゴだ。

 

需要と供給の一致によるものだから?

最後だし、一度現場に入れたらそれで良い?

レアチケットだから高額でも欲しいだろう?

 

そうなんだけれど、今回ばかりは許さない。ありえない。それは愛ではない。

私の復活当選のために、転売にはXXXXXXXXXXXXXXXXX

 

……十分感情的になってしまったので、今夜はこの辺にしておきたいと思う。

(また、残念ながらご時世柄、公演の中止・払い戻しの可能性もあるツアーで、そんな高リスクを背負って大丈夫……?という気持ちもある。でもそれを背負うことは、決して愛ではない。)

 

おわりに

絶対にチケットを勝ち取れるよう、今月は都内のあらゆる神様にお祈りすることに。

おすすめの神様(おすすめの神様?)などあれば、ぜひご教示ください。

 

次回以降は、もっといい感じの文章を書きたい。

チケット~~~~~~!!!!!!待っとってくれえ~~~~~~!!!!!!

(まっとうな愛情)

 

あっ、下に最新アルバム「STEP」のリンク貼っておきますね!

(まっとうな宣伝)

 

 

 

 

 

 

 

V6と駆け抜ける私の日記 #1「世代交代」

夢であって欲しかった。

 

いつか来ると分かっていたその日を、「まさかこんなに早く来るなんて。」という言葉で装飾するのには、まだ少し抵抗がある。

今もまだ、不安定な情緒と肩を並べながら、この編集画面と向き合っている。

 

V6と駆け抜ける私の日記

#1 「世代交代」

私には、何ができるだろうか。

まだ整理のつかない頭の中で、6人の愛すべきアイドルと共にこの時代を駆け抜けるために何ができるだろうか。そんなことを考えながら、正直ぜんっぜん気持ちがまとまっていない中で、これからは細々とブログを書くことに決めた。

重たい気持ち、楽しくて幸せな気持ち、伝えたい気持ち、よく分からないままの気持ち。可能な限り、いろいろ書いていこう。自分の価値観もブレブレで、温度感も未だに掴み切れていなくて、毎回言っていることが違うかもしれないけど、ご勘弁を。

 

2021年3月12日16時

私が愛してやまないアイドルグループ・V6が、解散を発表した。2021年11月1日をその日に設定し、グループ活動の期限を設けたのである。

全員が40歳を迎え、グループが25周年という大きな節目を迎えた。その前後で、今後の6人の人生を語り合い、グループについて話し合い、話し合い、話し合って、導き出した結論だと、彼らは12分半の動画と長い文章で、教えてくれた。

 

四半世紀のキャリアは伊達じゃない。金曜日の夕方に突然アップされたページには、可能な限りのリスクマネジメントと、あたたかな気遣いが詰まっていた。

「多くの憶測がこれから飛び交うと思うけど」「仲が悪くなった、不和があったことが理由ではない」「この決断は決して後ろ向きなものではない」

ファンが心配することを分かっていて、メンバーが、自身の言葉で伝えてくれていたことが、私にとっては救いだった。申し訳ないとも思いながら、世界が一変したそのタイミングでは、圧倒的に包容力のある彼らに身を委ねるしかなかった。

誰のどんな言葉より、6人の表情が、言葉が、その声のあたたかさが、揺らぐことのない信頼であった。

 

Twitterは騒然としていた。16時の少し前にFCからメールを受け取ったフォロワーたちは、あの15分強を前向きに過ごそうとしていた。少なくともツイート上では、の話だけど。

16時を回り、報告を受け取った人から順番に、ツイートの数が増えていく。驚きを隠せない人、何かを悟ったような人、おびえる人、困惑する人。トレンドワードがじわじわと変わる。週刊誌の報道内容が、拡散力の高いニュースアカウントでシェアされたのを知った。

このあたりから、彼らに関連するツイートが爆発的な加速度で増えた。件のニュースアカウントのリプライ欄、引用リツイートハッシュタグ、トレンドを見た人のツイート。普段からファンを名乗っていた人のツイートが見えなくなるくらい、たくさんのツイートでトレンドが埋め尽くされていく。分かっていたけど、当日夕方のワイドショーが終わるまで、純粋で無垢な外野のツイートは止まらなかった。

 

「世代交代だね」「お疲れ様でした」「ジャニーズ(事務所)ももう終わりだな」「○○(グループ名)は誰それがアレで、○○は活動がどうこうで…(リストアップ)」「推しは推せるときに推せ、だねえ」「明日は我が身」「V6は安泰だと思っていたのにびっくり」「私の推しは云々」

 

……などなど。話題のニュースへツイートしたくなる気持ちは痛いほど分かりながら、読んでくださっているV6ファンの人達は、きっと傷ついたのではないだろうか。私はメチャクチャに傷ついた。

ツイートの内容は仰る通りで、反論があるわけではない。他人事のような口ぶりも、他人事なのだから仕方ない。言うまでもなくスルーしながら、ひとつだけ駄々をこねてみる。

 

V6は、同じ事務所にいる若者に何かを譲るため、この決断をしたのではない。

少なくとも今回の彼らから、後輩という言葉は一切出てきていない。

6人の決断は、あくまでも6人だけのものだと、今は思う。

 

この手の話は、『逃げ恥』の百合ちゃんを思い出す。当時話題になった、「自分に呪いをかけないで」という話だ。

こういう言葉はどうだろう。アイドルの次なる可能性を、彼らは示してくれている、と。年を重ねた結果、アクロバットをしない選択をしても、結婚するという選択をしても、その後恋愛ソングを歌うという選択をしても、『不惑』という曲を歌うという選択をしても、40歳を迎えてなお新しい選択をしても、きっとこれからもずっと愛され続けるアイドルでいられるだろうということを、V6は示してくれているのだと。

 

あと普通にV6はメチャクチャかっこいいからね。舐めてっと腰抜かすからね。

試しに1本見とく?↓

youtu.be

 

いわゆる後輩グループのファンが、今回の件を受けて「次は自分の好きなグループの時代だ」とワクワクしているわけではないことなど、百も承知である。「V6兄さん」という言葉でトレンド入りする、お兄さんグループとして愛されていることも、十分に理解している。むしろ、ジャニーズグループのファンが”世代交代だ”などと言っていたツイートは、おそらく今のところ見ていないので、おおよそ世間の反応なんだろうと思う。

 

でも、やっぱり、私にとってV6がいつでも最旬で、「 #今がいちばんであること」と掲げてくれているアイドルだということは、あえて声高らかに申し上げたいと思っている。

 

……ん?なに?動画見た?すごいかっこいい?

わかってんじゃん。

 

……買っとく?

 

 

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 (このあたり温度感おかしいけど許してほしい……V6が愛されて欲しいので……。)

 

 

 

あとがき

週が明けて、社会人としての生活が戻ってきた。

世間は思っている以上に、V6の話をしなくなった。

もう誰も、一緒に悲しんでくれなくなった。

別の趣味の話でにぎやかな人たちを眺めているのがつらくなった。

心配してLINEをくれた仲の良い友人へ、666枚のオブラートに包んで愛情を振りかけた「今は放っておいてほしい」を返した。

ほぼ同じ熱量でツイートしている人が存在しているTLにしかいられなくなった。

Instagramはおやすみした。久々に数独に没頭した。たくさんの料理を作り置きした。

逃げることも、考えないことも、なんら問題なくて大事だと気付いた。

 

2021年11月1日までに、これ以上に苦しいことがないといいな。

できるだけ、楽しく過ごせるように、多くのファンの方が自分の心と身体を整えられるように祈りながら、今回の記事は締めさせていただきます。

私も自分に対して、同じ気持ちでおります。

 

では、またそのうち。

"攻めのV6"とは何だったのか -V6 For the 25th anniversary 鑑賞記録 -

私はこんなにV6のことが好きなのかと、体中の細胞に想いが染み渡る夜だった。

2020年11月1日、18時25分。私は確かに、宇宙をこの目で見たのである。

 

【記事内容の簡単なまとめ】

・セトリバレ、演出バレ、あります!!!!

・しかし語彙はないため、V6めっちゃすごいという話しかしていないです!!!!

・11/13の再配信視聴後、たくさん追記する予定です!!!!!!!!補完!!!!!!!!

 

 

★ついでに

読んでくれている方の中にはそんなことしている人などいないと思いますが、改めて載せます!著作権侵害しないように気をつけましょう〜!

録画した動画の転載・共有・販売・配布・交換を行うことは著作権の侵害にあたり、法律で・10年以下の懲役・1000万円以下の罰金・又はその両方が科せられることもあります。

また、インターネットやSNSを通じた販売・交換等の行為は違法であると同時に、詐欺・搾取等、予期せぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあり非常に危険です。

くれぐれも利用しないようお願いいたします。

https://online.johnnys-net.jp/s/jno/ )
 

 

 

 

 

 

「勤続25周年の男たち」

2020年のV6は、というかここ数年のV6は、これまでとひと味もふた味も違う。

楽曲面では、2017年「The ONES」で数々の著名アーティストとタッグを組んだことを契機に、V6の音楽性が爆発的に広がった。これまでの楽曲がどうと言うより(もちろん大好きですが)、ここからの楽曲が素晴らしすぎるのだ。

詳しくは省くが、若手のアーティストや洋楽界のカリスマ、親交の深いアーティストなどと深く繋がりあい、より上質な楽曲を届け続けてくれているのである。

 

私が知る限り、新しいファンがたくさん増えたのもこの数年、細かく言えば20周年イヤー(2015年)以降のことではないだろうか。かくいう私もV6ファンを名乗り始めたのはここ数年である。四半世紀近く応援し続けている先輩ファンの皆様には頭が上がらない。

アイドルを応援することを25年続けるなんてとんでもないことだと思う。まずはそんな方々が素敵な節目を迎えられたことを、心からお祝いしたい気持である。

 

そして、言わずもがなV6の25周年はどえらい。多くのファンが付き、離れて行ってもなお、彼らは休むとなく、欠けることなく、踊り続けていたのである。

25年も続けたことなんて、あなたの人生にひとつでもあるだろうか。食事や睡眠でさえ、毎日欠かさず続けられたことはないような気がしている。少なくとも私はV6より年下なので、人生すらも25年には届かないのである。どれだけの時が経っても、V6を超える何かを持つことはできないのではないか…?などと考えてしまう。

 

と、どでかい感情をぶちまけたところで、LIVEの感想より先に、この素晴らしいキャッチコピーの話をしなくてはならない。

勤続25周年。勤続とは「勤務が続くこと」で、勤務とは「働くこと」。V6はずっと働いてきたのだと、当たり前のことに気づかされた。

アイドルって何なのだろうと、アイドルが大好きな人は自己に問いかけたことがあるのではないだろうか。V6はここで、ひとつの解を見せてくれた。アイドルとはそれすなわち仕事であると。私が見ているのは彼らの仕事であり、彼らは自らの活動を魅せることが仕事であると、V6は25周年の期間を「活動」でなく「勤続」と表すことで見せてくれたのである。

…書いているうちに訳が分からなくなってきたが、とにかく私の心にはズドンと突き刺さった、そんなキャッチコピーを掲げて「 #V625 」イヤーは始まったのである。

 

ということで、「V6 For the 25th anniversary」の感想を、セットリスト順に書き連ねていこうというのがこのブログの目的です!備忘録含めて雑多に書くのでどうぞお気楽にお読みください!

 

 その瞬間(とき)、代々木第一体育館には宇宙が創造された――――― 

M0 Overture

 つい最近新しくなった原宿駅から代々木第一体育館(以下:代々木)までの道のりを、V6のコンサート in 代々木が開催された年(たぶん)の数字と共に辿る。デビュー時に揺れるほど人が集ったという歩道橋、ファンミーティングを行った広場、そしてエントランス。ライブに向かう直前の、「今から何が起こるのだろう」という高揚感が思い出され、そして歴史を感じる素晴らしい演出を堪能した。ありがとうV6、ありがとう代々木。一度もライブで訪れたことのない代々木に感謝の気持ちを伝えざるを得なかった。

 

M1 Right Now

目に飛び込んできたのは、”何もない”代々木のフロア。そこに”ある”のは、幾夜も待ちわびた6人の姿のみ。そう、まさに、「このフロア 俺が君を見つけたんだ 誰にも渡さない」なのである……。

メロウな楽曲で始まるライブと言えば「The ONES」ツアーの「Can't Get Enough」もそうなのかもしれないが、Right Nowの”””ガチ”””感に勝てるものはない。歌詞の情景がイケイケオラオラ系(清水翔太さんありがとうございます)なこともあり、私は声を出すことができなかった。1曲目に、だだっ広い代々木のフロアで、1曲のためだけに用意された衣装を着て踊るV6。かっこよすぎて泣いちゃう。

また、ライブ全編通しての感想になりますが、カメラワークの作りこみが素晴らしかった。定点、引き、アップ。どれを取っても一級品で心地よく見ることができました!本当にありがとうございます!

 

M2 KEEP GOING

さっきのシンプルで説得力しかない代々木のフロアが、気づけばどんどこセッティングされていく。早回しの映像で作り上げられていくセット。組み上がる鉄の棒。完成したそこから吹き上がるのは、とんでもない量の火花。脳が「ライブの興奮」を感知し、血が沸騰するような熱さを覚える。いよいよはじまってしまうんだ、ライブが…(2曲目)

KEEP GOINGという楽曲はとにかくまぁかっこいい。上手に歌えたらかっこいいし、踊れたらかっこいいしモテる曲だと思う。ジャニーズ特有かもしれない話だが、ジャニーズJr.や後輩グループがこの楽曲をカバーし、オリジナルの振り付けで踊るなんてこともあったそうだ。まぁかっこいいから仕方ないよな……私が後輩だったらこれカバーしたいし……。

しかし、V6のKEEP GOINGはやっぱり最高であった。っていうかやっとライブで見られたね……。いまだによくわからなくて、私がやると酔っ払いにしか見えないキャメルウォークを見事にやってのけるV6。あれをかっこよく踊れるポテンシャルは、今のところV6にしかないのではないかとすら思う。

金の衣装に身を包み、リフトで降りてきた時の画面のカッコよさも最高だったな。本気の顔が何よりも美しい。

 

M3 Supernova

あんまり記憶がない。Supernovaはつい最近のTVで「大人の色気ダンスメドレー」なる披露のされ方をしていたけれど、ぶっちゃけ比じゃなかった。

Right Nowが大人の余裕なら、Supernovaは「今夜絶対に仕留める」という獣の目をした6人の姿だと思う。6人がギュッとなってひとつとしてうごめくの、いいですよね~!あと岡田くんが長野君の太ももを撫でていたのが超セクシーでした。岡田くんの手は本当に美しいですね…。

「定番で盛り上がるから」と、前回のツアーではセトリにあえて入れなかったといいうSupernova。このライブで序盤に持ってきていても、「あ、V6、定番で来たな」と思わせない圧倒的攻め感にひれ伏したことだけ覚えています。

 

M4 SILENT GALAXY

時代が動いた曲。Twitter上では「古代兵器」と言われていたのがしっくり来たので使わせていただきます。2010年の楽曲で、披露は実に10年ぶり?とのこと。もはや伝説ともいえる楽曲が、何の違和感もなくよみがえる代々木。凄まじかった。

あと事前収録なのかリアルタイムなのかわからないけど、V6がロングコートを羽織って壮大なフライングをしていた。ここに、宇宙が誕生したのだと、確信した。

スタッフさんがかねてから激推ししていたSILENT GALAXYが、このスケールでセトリ入りしたことが嬉しい。おめでとうございます…!(?)そりゃあのヤバい機械も出てくるわ。ダイヤモンドのマジックハンドみたいな、あのヤバいやつ……ね……。

 

M5 Wait for You

V6の20周年イヤーに発表された楽曲がここで歌われることが、とても感慨深かった。彼らの楽曲の中でも随分とパーソナルな部分を歌っている曲で、ふと聴くとグッとくるけれど、それももう5年前の曲になっていることに驚く。私の中ではひそかにすごく好きな1曲です。

まっすぐ横に伸びるレーザーは、横並びでダンスする6人と重なり、赤や白や青に光りながら彼らの身体を照らす。かっこいい。「ありがとう」を伝えるのではなく、「もっと上へ」の気持ちを見せてくれるV6のゆるぎなさを、今もこうして感じられていることがうれしい。

 

M6 サンダーバード -your voice-

かっこよかったな……マジで……!

令和に通ずる楽曲のかっこよさ、ヒーロー感。そして発売から16年経っても色褪せたと思わせない歌唱力とダンス。身体の可動域もダンスのキレも、きっと当時とは違うのだろうけど、おそらく当時とほぼ同じ振りで踊りきっているだけでフィジカル面すごすぎるからなぁ…。

特に坂本くんと長野くんが、この振り付けを踊り切っているのが本当にすごい。V6はあまり大きく振りを変えない(アクロバット以外)アイドルだと思っているけど、この曲を最年長2人が踊り切るところが、V6の凄さだと思う。上が魅せると下が応える、そんな2人のプロフェッショナリズムを感じるダンスだった。

あとこの時、上からのアングルで踊っているV6の揃い具合にしびれました。あとあの……360度カメラみたいなやつ……すげかったな……。ダンスグループって、かっこいいなぁ……!

 

M7 星が降る夜でも

たしか、ここで初めて「客席のライト」としての光がV6を包んだと記憶している。アルバム「READY?」に収録されている、秋の夜にぴったりなバラード。V6の真骨頂であるハーモニーと伸びのある歌声が代々木の空気をやさしく包む。きっと左右に揺れていたであろう私たちの柔らかい光を想い、ほんの少しだけ胸がきゅっと締め付けられた。

 

M8 ある日願いが叶ったんだ

このつなぎ考えた人、ありがとうございます。同じような星空の下、ちょっとの切なさを残しながらも、うっふっふっふっふ~♪と楽しくなれるかわいい魔法のような曲。CGと動きを連動させながら、音符を出したり、流れ星を流したり、光をはじけさせたり。画面の向こうの私たちを楽しませるためのささやかな魔法と、きゅんとする歌詞が相まって、ニコニコになってしまった。きゅんです!(指ハート)

 

M9 Swing!

かっ かわいい~~!楽しい~~!

アンコール曲としてみんなが盛り上がる曲を、こういう演出で持ってくるチームV6、さすがとしか言いようがない。客席に座り、クルーの方々と一緒に縦揺れし、ハチャメチャなステージを見せてくれるV6(ベテラン)。マジで可愛かった…。ところで、この曲のMVではメンバーが裏方さんをやったり、ボーイをやったりしているのだけれど、そことかけている的な話はありますかね?

 

M10 SPOT LIGHT

ライブで盛り上がるための曲!アップテンポで前向き絶好調な曲。代々木の中を走り回り、セグウェイ的なやつで乗り回し、あと歌詞を各々がめっちゃ間違えるという(?)

手すりのないセグウェイを華麗に乗り回す井ノ原くんよかったな…。あと「背中を押してくれる仲間がいるから」で背面の仲間を指さす剛くんでいっつも泣いちゃう。嬉しいよ…一生V6でいてね…。

 

ここでメンバーは木で作られたステージへ。アスレチックみたいにも見えるそのステージは、上のモビールみたいな木々が角度によって「V6」「25」と見えるようになっていて。スタッフさんのこだわりを感じました。

 

オカダのカメラに写るV6

35分あったというV6のMCタイム。番組1本作れるじゃん。知らんけど。

面白くて楽しいMCだったけど、ここでいちばん気になったのが岡田くん。

途中から自前のカメラでほかのメンバーの写真を撮りだし、プロのような手さばきでフィルムを装填し、また撮り。ふざけたり小鼻を膨らませたりするお兄ちゃんたちにあーだこーだ言いつつ、黙々とシャッターを切る。

岡田くんがV6にいてよかったなぁと、その時ふと感じた。事前に配信された「前夜祭(ドキュメンタリー)でも真剣な表情でこのライブの演出について語り、5人の写真を撮るときは一切ふざけない(ふざけ虫の井ノ原くんにそそのかされてたけど。すいめせ~ん、ませんくださ~い!でゲラゲラ笑ったのは内緒。)ところとか。いろいろあったけど、V6と真摯に向き合うという選択をしてくれてありがとう。

Visual bookとっても楽しみにしています。

 

本当の”攻め”はここからだった

M11 All For You

あんなにおふざけだらけで、メリハリもなんもないMCをぬるっと終えた6人。「次クールな曲なんだからさぁ」とか談笑しつつ、イントロが鳴る中でスッ……とパフォーマンスの配置につく。私がもしV6なら、あのカオスなMCからパフォーマンスに入るまで数分いただきたいと思ってしまうが、プロはやっぱり違うのである。(?)

間奏のダンスで剛健コンビが抜かれた時、「ヒェッ」とか「ワアァッ」とかいう声が喉から漏れた。2人のダンスがシンクロしているとか、そういうことではないけれど、2人で並んで踊っているという事実が……素晴らしいなと……。

十二分に見どころのひとつであったと思います。刮目せよ…!!

 

M12 PINEAPPLE

し、真打登場―――!

恐らく多くのファンが待ち望んでいたであろう”All For You →PINEAPPLE”のチルな流れ。少なくとも私は待ち望んでいた曲の繋ぎであり、大変興奮しました。

 

「はなればなれでも あなたに触れてる」「はなればなれだから 心に触れたい」

 

最新リリース曲として、V6の描く”今”が現れているような、土岐麻子さん作詞の秀逸なことばたち。何度見ても心の奥がジンと熱くなるダンスと、表情。

たまんないですね……!

 

M13 TL(Instrumental)

あんまり記憶がない。(2回目)

配信待機中にずっと流れていた「TL」を聴きながら、「やっぱり良いなぁ……!」としみじみしていたので、まさかそんな形で伏線が張られているとは夢にも思わず。確かにずっとリピートしていたね…。

転換の間を埋める映像にしては豪華すぎる演出、ダンス、衣装、などなどに心を持っていかれたので、本当に記憶がないというのが正直なところ。すごかったなぁ…。円盤になったら一番に見たい部分でもある。

寒い思いをしながらあの映像を作っていたのかと思うと、やっぱり嬉しい。V6が見せたいものを、懸命に作ってくれているというその誠実さは、いつ何時であっても心に響くなと。

 

M14 GOLD

ついに、ついに来てしまった……。前回のツアーでセトリ入りせず、多くのV6ファンが待ちわびていた「GOLD」初披露が……。

代々木のフロアに敷かれた無数のLEDと、そこに歌いながら舞い降りるシャンパンの妖精、またの名をV6。そもそも曲が最高に良いので、イヤホンを通して聴いているだけでも十分満たされていたつもりであったが、やっぱりステージで観るGOLDを身体が求めていたのだと知るのであった。

この演出は、私たちが客席にいたら実現しなかったものだったであろう。別の演出が考えられていたのかもしれないが、(それはそれでぜひ見たい)V6が今回配信という選択肢を採ったことが起因して、こういった「客席では見られなかったかもしれない演出」という新しい演出が見られたことが、嬉しかったりもする。

 

M15 Can't Get Enough 

そんなGOLDにうっとりしていた私たちにブチ込まれた、「Can't Get Enough」。前回ツアーではセトリの1曲目にドカンとブチ込まれた、我々ファンを初っ端から瀕死にさせたセクシーダイナマイト曲である。

洋楽テイストに全振りした音楽、こだわったファルセットや英語の発音。セクシーなダンス。

……と思っていたけど、今回はなんか……マジックミラーで……すごかったですね……!私が覚えているのは剛健のお二方を従える長野博さんの姿くらいです……。

 ダンスを以て完成したかと思われていた曲に、新たな表現方法を組み込む。ここに、V6が進化を続けてきた理由があるような気がしている。

 

M16 Air

みんなが大好きなV6の純愛ソング・「Air」。これまで数々のコンサートで披露されてきた、ファンにもファン以外にも人気のある曲のひとつなのではないだろうか。

アイドルというものは本当に言葉で表すのが難しい存在である。ここでのアイドル・V6は、恋人ではないのに、私を恋人のように想って、届けてくれるのだ。しかも、恥ずかしいセリフではなく、真摯でまっすぐな想いを。ワンショット(多分)で器用にフォーメーションを変えながら、カメラに向かって真っすぐな歌を歌う彼らの姿に、キュンキュンしてしまうのである。私のポケットには、溢れてしまいそうなほどのきゅんですが詰め込まれ、私はそれらを指が擦り切れるほどに取り出しながら「きゅんですけど?!?!?!?!???!?!?!?!?!?!?!?!?!?」と叫んでしまうのだった。

 

M17 It's my life

ここにきてのIt's my lifeです……!(頭を抱える絵文字)よかったね、幸せ空間だったね……。

奇しくもコロナ禍に公開となったMV、真っ青な空の下でにこやかに歌うV6にどれだけ助けられたことか。

 

「ありふれた毎日も 悪くはないでしょう」

 

まさかその"ありふれた毎日"が、逆の意味で大切なものだったことに気づくとは、きっと制作時には誰も思っていなかったのではないだろうかと。

V6としては25周年を迎えて初めて上げた声で、改めて自分達のスタンスを表明するかのような曲で。恐らくパブリックなイメージのひとつであろう、「みんなのお兄さん」的存在としてのV6が表れた素敵な曲。早くライブでアイラブユーの手話をみんなと掲げたいなと思いました。キツネとちゃうで!

 

M18 SPARK

激シブカッコよすぎソング!SPARK!

カップリング曲にも名曲の揃っているV6の中で、2017年のツアー「The ONES」にて大(おお)ライブ化けした曲です。

※今まさにYouTubeで期間限定公開中なので、見たことない人は見た方がいい。なんなら「Get Naked」→「SPARK」→「MANIAC」の流れを見た方がいい。絶対に後悔させません。

こんなに激しく踊るのかV6、の最新曲と言っても過言ではない、ガシガシ踊る系アップチューン。今回もキマってましたね。最高。

 

M19 Super Powers

王道主人公ソングなので当たり前かもしれないけど、ライブでまあとにかく映える映える。MVではダンサーが周りを舞うなど、V6的にはあまり踊らない(当社比)楽曲という認識でいた私の頭には、「演出」の文字がなかったのかと言うくらい。バッチバチなライトに照らされながら、吼えるように歌うV6のかっこよさは一級品。踊ってもかっこいいし、踊らなくてもかっこいいV6って何者なの〜〜〜〜〜?!ってなってくれ!!!!!!!!!!!!

 

M20 WALK

まさか25周年ライブで聴けるとは……。全員が同じ方角を向き、歩調を合わせて進むことが美徳とされるなか、彼らは必ずしも同じ方角を見ていたのではなく、時には違う方向へ興味を示したことも、進んでみたこともあったのではないだろうか。そのなかで、概念としての「方向性」を6人で変わらず持ち続けていたことが尊いものだと思い知るのは、四半世紀をアイドルとして生き抜いたV6だからこそなのではないだろうか。

あとはシンプルに歌詞が良い。苦しさや寂しさを肯定しつつ、前向きな明るさで包む。これもまた、V6にしか表現できない言葉たちだと、1人のファンとして思う。

 

M21 羽根~BEGINNING~

25周年を振り返るNHK「SONGS」で、健くんが大好きだと語っていた曲。お恥ずかしながらちゃんと聴いたのはこのライブが初めてで、ああこれが、程度の認識でいたのだが、気がつけば泣いていた。

雨のカーテンに包まれながら歌い上げる演出は、以前彼らが「最も良い演出だった」と振り返っていたそれで、今回はさらに逆再生による映像ギミックも追加されていた。どこまでが生配信で、どこからが事前収録なのか分からないのが今回のライブを見るべき666のポイントのうちひとつなのだが、この終わり方が本当に痺れた。

あれほどたくさんの感情に包まれたというのに、最後は降り頻る雨のように、煩い気持ちを心に秘めながらしっとりと終演を見届けている自分がいた。あの数分の心地よさ、もう一度体感できると思うと楽しみで仕方がない。

 

 

V6が25周年に魅せたもの

本来、「25周年を記念したライブツアーが行われる予定だった」とメンバーが明かしていることから、今回の配信ライブに関する演出、映像、その他諸々は、そのツアーのために用意したもの以外にたくさんあったのだろうと思う。

実際ライブへ参加(at 画面の前)してみて、このライブが「有観客を想定していた」とは一度も思わなかった。そして、「参加している」と言うより、「鑑賞している」という言葉がしっくりくるほど、ライブをファンとのコミュニケーションの場としてではなく、芸術作品として表現していたと思うほど、彼らのライブは「ライブそのもの」であった。

 

以前より業界からの評判が高かった、演出、照明、ステージその他、ライブにおけるステージメイキングも、今回かなり「攻めて」いた。

そこには、「配信ライブだけど、できることをやる」と言うより、「配信ライブだから、こんなことをやってみよう」という前向きな姿勢があった。その振り幅が大きかったのがV6で、その演出で私の心を揺さぶってきたのだ。

 

あくまで1人のファンとしての意見だが、今回はいわゆる「ファンサ曲」「お手振り曲」がないことも良かったと思う。

実際にオフラインで会うことが目的のひとつになるライブでは、ファンサやお手振りのために1曲分の尺を使うことが多い。これはこれでファンにとってすごく大切な時間で、近くまでメンバーが来てくれることはとっっても嬉しい。そうでなくとも、初めてライブを観に来た人や、付き添いで来たであろう人も盛り上がれるような曲(「愛なんだ」「WAになっておどろう」「HONEY BEAT」など…?)が用意されているだけで、全員が楽しめるライブは実現可能になる。

しかし、今回はそういった定番曲がセトリから外れた。いや、「外した」のだろう。

ライブ全編を通し、6人は基本的に共にいた。私たちが見られる視界は画面の画角のみだからだとは思うが、ファンサを待ったり、カメラワークに期待を寄せたりすることが少なかったように感じる。

「攻めのV6」を魅せる、と語った岡田さんの言葉は、セットリストにも表れていたのではないだろうか。こんな攻めまくりのセトリ、逆に普段のライブではなかなか実現しないのかも……!と、レア度マシマシなライブであった。

 

終演、そして

しなやかに幕を下ろしたかのように思えた「V6 For the 25th anniversary」。実は、それだけでは終わらなかった。

なんと、ファンクラブ会員限定の配信時間が用意されていたのである。嬉しかったな〜!

 

カオスすぎるMC(キーワード:長野くん脱出成功おめでとう、長野くんお誕生日おめでとう、長野くんの出汁)、Twitterトレンドさえ獲ったチャットとV6のコミュニケーション(キーワード:ボンタン狩り)、などなど、「こりゃファンにしか分からんわ」的な時間が賑やかに進む。

ひと段落ついたところで、スタッフからの呼び掛けが。あっ、プレゼントの時間だ、と息を飲む。

 

V6のみんなーー!
25周年おめでとう!
そして、いつもありがとうーー!
これからも応援していきます!

 

サプライズ好きなV6スタッフの皆さんが準備してくださり、ファンが動画で声を寄せた、短いメッセージ動画。そして、私達からの言葉として綴られた、V6へのラブレター。

エンドロールのように流れるそれを見つめる6人の姿を見て、私は「ああ、6人も人間なんだなあ」と思った。

 

ふざけたり、アイドルスマイルを繰り出したりすることなく、まっすぐな目で、無言で、ただ文字を追う6人。その顔は、今まで一度も見たことないような、泣きそうな顔かと思えば、怒っているようにも見えるような、真剣で真っ直ぐな顔で。アイドルが映像を見ているときの顔ではなく、ひとりの男として、言葉を噛み締めてくれているような顔で。

勤続25周年の男たちが最後に見せてくれたあの顔を、私は一生忘れないと思う。

 

コメントも嬉しかったなあ……ぽつりぽつりと呟いてみたり、喉を詰まらせてみたり、「ひとが話している」という実感を得た。

私はいつも、貰ってばかりだと思っていたけれど、私からV6に届けられたものがあって、それがあんなに響いているなんて、幸せだなあ……(しみじみ)

披露された曲も下に書いておきます。

ここらへんめっちゃ泣いてて演出とか覚えてない。(覚えているけどね…!!)

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M22 明日の傘

(結婚式で流したいV6ソングランキング上位。岡田さんイチオシの井ノ原さんパート、必聴です!)

M23 クリア

(私から言えることは何もないです。質が良すぎる。しみじみと聴いてほしい1曲。)

M24 Full Circle

(分かっちゃいたけどドゥワァ〜!という気持ちになりました。安心して私と一緒に爆発しましょう!)

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おわりに

さて、「V6 For the 25th anniversary 」にて、勤続25周年の男たちが魅せた「攻めの姿勢」の良さ、伝わったでしょうか。

まずは11/13 21:00〜の再配信を見て、その後の円盤化(あるかもしれないってMCで言ってた)(ないわけがないと思いたい)に向け、この記事もポツポツ追記していこうと思います。

 

★一応最後にも載せとくね!改めて頼むよ〜!

録画した動画の転載・共有・販売・配布・交換を行うことは著作権の侵害にあたり、法律で・10年以下の懲役・1000万円以下の罰金・又はその両方が科せられることもあります。

また、インターネットやSNSを通じた販売・交換等の行為は違法であると同時に、詐欺・搾取等、予期せぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあり非常に危険です。

くれぐれも利用しないようお願いいたします。

https://online.johnnys-net.jp/s/jno/ )

 

ありがとうございました!

V6大好きだ〜!(めちゃデカ指ハート)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

V6 50th single「Super Powers/ Right Now 」の発売に寄せて。

ご無沙汰しております、英です。

前回の記事……The ONESの話書いてますね……しかも前編止まり……

やっぱり多少の温度感はあって、好きなものには波のようなものもあって、私も他に様々なコンテンツを応援しているので…下書きから引っ張り出して公開したいとは思いますので、今更感はありますがよければお待ちください!

 

と、いうことで。

今回は昨日(1月16日)に発売された、V6の記念すべき50枚目のシングル「Super Powers Right Now 」について。

 

Super Powersの説得力

まずは「ONE PIECE」のオープニング曲として、ONE PIECEのファンにもすでに届き始めている楽曲「Super Powers」から。

MV(short ver.) https://youtu.be/XCNHfQCwBVI

 

 

私が注目したのは、その説得力の強さです。

「冒険」や「仲間」など、アニメの中でも取り上げられている(筆者の自宅にあるONE PIECEは10巻で止まっておりますのであんまり知識がないですが)テーマに沿った歌詞を、海の上を高速船で駆け抜けていくような音楽に乗せて歌い上げているこの楽曲。

V6の中では「HONEY BEAT」や「Sky’s the Limit」のようなイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。勢いと爽快感があって、力強いビートが刻まれる曲っていうのは、やっぱり元気が出ます。

こういう曲が活躍するのは、「闘い」に向かうときなんじゃないでしょうか。野球選手の入場曲とか、すごく似合うと思うんですよね…。身近なところで言うなら、例えば、もうすぐセンター試験。様々な試験に向けて頑張っている受験生に、そしてその受験シーズンに合わせて(?)、とても前向きで力強いメッセージを送っているようにも感じます。

 

そして、平均年齢が40歳を超えた「大人」…なんなら「先生」くらいのキャリアになるV6が唄いあげる歌詞には、ものすごく説得力がある。

私が発売日の一日中ずっと聴いていたなかで、いちばん刺さったのはここです。

 

「戦え!最強の敵は自分さ 永遠に…」

 

落ちサビ、とも言い切れないくらいの短いワンフレーズ。坂本さんが歌ういわゆる「Cパート」ですね。

47歳の坂本さんが、まだ”永遠に”戦うことを歌う。主題歌であることを踏まえても、重みがすごい。いろいろ知っているファンなら、坂本さんのストイックさを思ってグッときてしまうのではないでしょうか。私もグッときました。

 

圧倒的な説得力で歌われているフレーズは、勿論これだけじゃないんです。

「冒険と呼ぼうか」(「呼ぼう」ではなく「呼ぼう”か”」なのが刺さりました)とか…

「失敗も妙に魅力的(チャーミング)」(口ずさみたくなるフレーズNo.1という感じです)とか…

「愚かで愛しい僕達の世界」(もうこれが本当に好きです、結局私達はこのどうにもならないほど愚かな世界を愛しちゃうんだよなあ)とか…

 

作詞をされた森雪之丞さんの素晴らしい表現力にひれ伏しながら、何度も噛み締めて聴いております。めちゃくちゃ元気が出ます。

 

まだまだ歩みを止められないV6の、ここから加速度を上げていくV6の、決意表明のようなもの。アニメの世界観との相乗効果なのでしょうか、今後ファンとともにどんどん冒険をしてくれるような、そんな楽曲だと思います。

 

Right Nowの執着と優しさ

続いて、清水翔太さんの作詞作曲による楽曲「Right Now 」について。

MV(short ver.) https://youtu.be/tyz7MKqe_Rc 

 

これまでのV6にはあまり馴染みのない「俺」という表現を用いて、「男」を前面に出した楽曲だと思います。

少々品がない表現かもしれませんが、この曲を聴いていると、めちゃくちゃ「女」になっている自分がいることに気づかされます。

 

さて、私が注目したのは「執着」と「優しさ」なのですが。そもそも、なぜ私がここまでドキドキしちゃうのかっていうのを考えると、まずは歌詞の言葉選びにあると思うんですよね。

 

「俺のこと気に入っているみたい」(「私」の側に、彼への気持ちを自覚させる言い回しのような気がします)とか…

「俺が君を見つけたんだ」(シンプルにどきっとします)とか…

サビでリフレインしている「誰にも渡さない」(「俺が君を見つけた」から「誰にも渡さない」んですよね…渡さないって…)とか…

(ものすごく良い意味で)物議を醸した長野さんの歌う「他の男と一緒にしないで」(もうほんとありえん良さみがすごいよな)とか…

 

とか…(全部語りたい顔)

 

とにかく、積極的。

なんとなーく、V6の歌うラブソングって、悲恋だったり危険な恋だったり、どこか報われない男の話が多い印象があるのですが、これはめちゃくちゃ積極的。恋愛の始まりで、先攻なんです。あと、言い切りやワガママが見える歌詞が多くて、男の人の強さや仄かに香る子供っぽさが演出されている気がします。

つまり、これを聴いた、よく言われる「女の部分」を持つ女の子は、歌詞に秘められた男らしさと子供っぽさに、女としての部分や母性をくすぐられまくっているんじゃないかと。

 

いや…ドキドキするよね…分かる…。MVで剛くんが歌い始めた瞬間にマッチがボッて点くんですけど、あそこがもう恋に落ちる瞬間なんじゃないかと。恋に落ちたんじゃないかと。ハァ…

 

…そ、そして、「優しさ」の話。

とにかく積極的なんだけど、チャラくないんです、この主人公くん。曲の中で波の立たせ方(サビでの盛り上げ方)が、静かというか。

Super Powers とは正反対ですが、この曲のサビはずっと音楽のみが流れていて、時々「誰にも渡さない」という歌声が、遠くに聴こえるように乗せられていて。

眠る前に聴いていると、すごく落ち着く感じで良いですよね。テンポも、心臓の鼓動(ちょっと早め)くらいで丁度良くて。いやまあ落ち着ける歌詞ではないんだけど。

ここに、「大人の余裕」というものが詰まっているんじゃないかなと思います。

おそらく「彼」の気持ちも高まっているんだと思う、けど、彼は大人だから。じっくり、じわりじわりと、彼女へアピールしていくわけです。

ダンスを見ても、なんとなくそんな感じかな〜と思うわけです。すっごい細かくて激しい動きのはずなのに、しっとりと踊っているように見える。細かいダンスでなめらかに見せるのは、すごく難しいことだと思われますが、そこはさすがのV6。魅せ方が上手だなと思います。

6人でダンスをしている中で映えるのは、やっぱり剛くんかな〜と。先に述べたようなしっとり加減が絶妙で、衣装のデザインを活かしたターンの仕方や腕の振りを使って、とても丁寧な表現をされているように感じました。

 

MV、個人的にはスマホを使っている長野くんがチラッ…チラッ…と映っているのが見所です。1月16日の「TOKIOカケル」で、遂にスマホユーザーになったことが明らかになりましたが、やっぱり「長野くんがスマホ使っとる…指先で操作しとる…」と思わずにはいられません。

 

いま、この年齢の6人だからこそ出せる色気に溢れた、素晴らしい楽曲だと思います。ファンの「お歳暮送りたい」「口座教えて欲しい」という感謝の表現で、清水翔太さんを怯えさせてしまったというひと幕もありましたが、素敵な楽曲を提供してくださった清水翔太さんに、改めて大感謝祭を開きたいと思います。(やめなさい)

 

まとめにかえて

…さて。

発売日の深夜にここまで書き終わりました。

ほかに溜めている下書きを早く完成させないといけないな〜と思いつつ…。今見返したら文量が凄まじかったので、今回はここで終わろうと思います。

 

まだまだ語り足りないことはたくさんあります。初回盤A/Bに収録されているMVと「アドリブ6」の話とか(Twitter見てたらいろんな方がお話されているので、気になる方は是非)。

 

実は、いろんな都合であまりCDを買えずにいた私なのですが、今回は記念すべき50枚目のシングルということもあって、V6及びスタッフの方々の気合いの入り具合が凄くて。私は私なりにV6のファンなので、ここらでいっちょ気合い入れたろか!と思い、初のCD3枚買いを果たし、文を認めている次第でございます。

 

3枚買いして5000円。現実、決して安くはないと思います。だから、せめて通常盤(¥1,296)だけでも手に取ってくれる方が増えると良いな、と思います。

 

通常盤は、簡単に書くとこんなステキ特典が詰まっております。

  • スリーブジャケットに描かれた尾田先生作画のV6
  • V6の手配書(懸賞金も分かるよ!)
  • めっっっちゃエモいブックレット(紙質がいいよ!)
  • 20th Centuryを堪能できる楽曲「LADY, LADY, LADY」(これだけで1記事書けるくらい好きだよ!音に声を当てる歌い方の長野くんボイスとの親和性がすごいよ!)
  • Coming Centuryを堪能できる楽曲「そんな顔しなくたっていい」(これだけで1記事書けるくらい好きだよ!作詞作曲を担当されたDENIMSのサウンドとの相性が合いすぎているよ!)

 

全然簡単に書けなかった。私が知る限り、最も豪華な通常盤です。

 

毎度毎度パーソナルベストを更新してくるV6。もっともっとたくさんの人に届きますように!

 

 

Super Powers / Right Now(CD+DVD)(初回盤B)

Super Powers / Right Now(CD+DVD)(初回盤B)

 
Super Powers / Right Now(通常盤)

Super Powers / Right Now(通常盤)

 
Super Powers / Right Now(CD+DVD)(初回盤A)

Super Powers / Right Now(CD+DVD)(初回盤A)