自担が結婚しました
※情緒が不安定です。
2016年11月29日
まさに青天の霹靂でございました。
自担、長野博さんがご結婚を発表されました。
少し肌寒く、澄み渡った空が気持ち良い晴れの日。人恋しくなるようなこんな日に…ね。
誰が予想していたでしょうか。
正直に言えば、長野くんは結婚しないだろうと思っていました。ファンの方のツイートなんかを見ても、驚きにあふれていて…そうだろうなぁ、としみじみしていました。
(Twitterで情報を得ていたので色々と気になるところはありますが、またいつか話すことにして割愛)
報道が出て、フォロワーさん達の所に長野くんからの手紙が届いて、各所にFAXが届いて、文面を読んで、長野くんが家庭を持ったことが明らかになった時から、私はずーーーーーーーっともやもやしていました。
確かに幸せな報告だ。
結婚、って人生の中で重要な事のひとつだし。
好きな人と結ばれる事は喜ばしくて、
自担の幸せは、私の幸せで、だから私は、「おめでとう」って、祝福を…
…………そう簡単にできなかった。
無理でした。
大学から帰る電車でバカみたいに泣いた。
なんで泣いてるかは分からなかった。
悲しくはない。怒ってもいない。
でも、祝福コメントをするより、涙をポロポロと流している方が、私の心に寄り添ってたなぁ、って思って。
友達と話してる時は、「どれが長野くんか分からない」って言われたので長野くんの画像を10枚送りつけたり、長野くんに米俵を送るにはどうすれば良いかって話をしたりしてたんだけど、それって世間体を気にしてた結果で、アイドルの結婚で泣くような気持ち悪い私は人に見せたくなかったんだなぁと今思った。自分でも思ったよ、恋人だったわけでも友達でもない、画面の中の人の話なのに泣くなんて。
結局、ケーキも良い肉も買えず、サーティワンのタダ券を使っただけで帰ってきました。
私は不思議でした。
みんな、すごく普通にお祝いしてるんだもん。
「なんで」「嫌だ」「受け止められない」って声があってもいいと思ってた(実際何名か見ましたが)けど、意外とそうでもなくて。
かと思えば「本当のファンなら祝わなきゃ」とか、「本当のファンなら祝わなきゃって言われるけど本当のファンってなんだよ」とか、ごっちゃごちゃになってて。
どれも正しい。それでいい。Let it be.わかる。
でも、アイドルの結婚だよ?
みんなが応援してきたアイドルの結婚だよ?
多かれ少なかれ、ドキドキさせられてきた相手が、結婚するんだよ?
もう少し駄々こねてもいいんじゃないの?
(どうにもならないのは分かってるけど!)
みたいな、痛い痛い気持ちも出てきてました。
突然自分の話をすると…私は半年程前に失恋してて。その穴を埋めていたのが「ラブセン」であり、長野くんの一挙一動であり、V6に没頭する時間でありました。アイドルだから届かないのは分かっていても、もし長野くんみたいな人がいたら…と考える事はしばしばありました。
「長野くんは結婚しないでしょ笑」とか言ってたけど、ゴシップネタは嫌いで。不安定なまま、曖昧に、でも確実に長野くんの事を好きで応援していて。
以下自分のツイートから引用
井ノ原くんが結婚した時にみんながその場で喜んだのかっていったらきっとそうではなかっただろうと思うし、実際私も複雑な気持ちだし、ファン辞める訳ではないけどまだネタにはできないししたくないし、幸せな事なんだけどただそれだけかといえばそうでもないし、今になってすごく寂しくて泣けてきた…
私が思い出したのは、V6で初めに結婚した、井ノ原くんのことです。当時の「学校へ行こう!」で報告VTRが流れた記憶が蘇ってきてました。あの時も、結婚を発表した井ノ原くんへの「おめでとう」の声が字幕で流れて、ファンへのインタビューは「お幸せに」的なコメントばかりで、「そんな訳ないやろ!」って思ってました。
夢を売るお仕事をする人が、生で夢を売るコンサートで、現実を見せる。そんな事に耐えられる井ノ原くんファンは、さすがに全員ではなかったんじゃないでしょうか。
今となっては、彼は「パパドル」としての顔を持ち、主婦層に人気なアイドルになり、ファンの中にも彼の奥さんのブログから彼の空気を読み取っている人がいます。
いや、
「そんなんしんどくない?」って気持ちです。
既婚者である。愛する人がいる。井ノ原くんの場合、子供もいる。私が過去に違う事を言ってたらスタンスぶれぶれでいけないですが、「アイドルの後ろに彼の守っている家庭がある事を想像する」って、すごく特殊だと思います。
きっと、離れていったファンだっている。それでも井ノ原くんがここまで愛されてきた理由は、彼の人柄であり、誠実さであったんだと思います。
そんな井ノ原くんのことも応援していたからこそ、今回の報告には特別な想いが生まれて。
話を戻します。
こちらも自分のツイートから引用
「既婚者」ってワード、今日の私の地雷ですのでよろしくお願いします。
既婚者。既に結婚した者。
私の中では長野くんの事をまだそう捉えたくなくて。リアルタイムで聞いた結婚のことを、まだ受け入れられなくて。だから地雷になってました。既婚者萌えとか言ってた人もいたけど、まだちょっと意味がわからなくて理解できなかったです。
こんな気持ちのまま、観るか悩んでいた「ベストアーティスト2016」。このもやもやした気持ちに素直になって、そのままで自担を見たら、何か救われるかもしれない。そう思って、結局番組を見ました。
長野くんは、やっぱり最高でした。
「ファンの事を第一に思って、日付指定のFC会報が届くまで何も発表しなかったんだよ!」
「熱愛報道一回しか出てないのはすごい!」
「別れた、って某記者に言われてたのに!」
五月蝿いって思ってた。ごめんなさい。
私はファンクラブ会員じゃないので、会報などというものは届かないし、出先だからテレビも見れないし、全部Twitterで知ってしまって(それも問題だけど)、困惑しかして無かったんだけど、そんなにこの報告に根拠や綺麗事、エピソードを求めていたわけではなくて。
早く彼の顔が見たかったんだなぁ、って思ってたことに気づきました。図々しいことに、「会見とかじゃなくて」って願いもくっ付いていたことにも気づきました。
そんな時に放送されたベストアーティスト。
怖いけど、見ないと引きずるだろうと思って。
顔を見て、コメントを聞いて、メンバーからの声を聞いて、花束をもらって、驚いて、笑って、笑い皺が刻まれて、そして、そして、、、
「HONEY BEAT」
"あんな顔で「笑って」って言われたら、笑うしかないでしょう!"と、よくファンは叫びますが、今回は凄まじかった。
"誰かのために生きたって 君は君だよ"
私はここでストンと落ち着いた気がします。
別に、いいじゃないか、って。
長野くんが、お相手の方のために生きていたとしても、長野くんは長野くんだと。
……でも、長野くんの職業は「アイドル」だから、彼はほぼ一生、ファンのためにも生き続けるんだろうなって思うと、救われるかなって。
アイドルの長野くんが好きなだけでいい、別に今は「既婚者」の長野くんまで好きにならなくてもいい、って、思いました。
逆に私も、ファンとして長野くんの事を想いながら暮らしてきたところはありますが、長野くんがどうなっても私は私。好きにすればいいじゃないか、とも思いました。
「Beautiful World 」
私、ずっと思ってたことがあって。
アイドルに熱愛報道とか結婚報道が出ると、ラブソングにおける「君」が、その特定の人物に聞こえちゃうんじゃないかなって思ってて。ファンだからこそ気になる人だし、芸能人だから言及しない時はしないし。もやもやとするんじゃないかと。それが知らないうちにファンの傷になったりしないのかなって。
それが今日、よく分かりました。
井ノ原くんにグッドサービス賞を贈りたい。
秦基博さんが「V6の事を思って書いた」詞。捉えようによってはラブソングに聞こえるなぁなんて思ってたんですけど…
"ほら 今 君となら 世界はこんなに美しい"
「君」で長野くんの方を指差して笑う。
こんなんいつもやってるような動きなのに、私はこれが本当に嬉しくて。
意図するものがなかったとしても、V6の事を思って書かれた詞をV6が歌うのに、恋人だとか家族だとかの事を醸し出させなかった井ノ原くんの振りに感動してしまいました。
歌ってる時のアイドルの脳内なんて知ったこっちゃないし、誰の事を思って歌ってるかなんて私の妄想に過ぎないんだけど!それでも考察大好きな私は!あの井ノ原くんにグッドサービス賞を贈ります!おめでとう!!!!!
他のグループが集まってきて、長野くんを胴上げして(私はあの画像が思い浮かびました)、城島くんが「坂本リーダーと飲みに行きます」なんて言っちゃって、幸せなまま終わった出番。
いつも歌番組では微笑んでばかりの長野くんが、歯を見せて笑い皺をこれでもかと作って、笑顔を見せる姿に胸を打たれました。晴れ晴れとして、いつもの長野くんを100とすると112916400くらいの美しさで。
いつもはなんだかんだで後列にいる長野くん。それでも後列を見て実況する博担。でも今日は前にいたし、担がれてたし、胴上げされてたし、いつもと違うけど楽しそうな自担をたくさん見れました。供給過多だなぁ、と思いました。
でもね、まだ言えない。
素直に言えない。
本当に申し訳ないし、こんなファンでいいのかと悩んでしまうけど、言えない。
自担の幸せは私の幸せ
長野くんの誠意に満ちた行動
ファンのために
自担が幸せならなんでもいい
分かってるけど。そう言ってるけど。
私はまだ、まだ夢を見ていたい。
いつかは受け入れられると思うから。
今はまだ、わがままだけど許してほしい。
それでもいいと思います。
私みたいにまだ困惑している人がいると思うけど、私もまだまだ困惑しているから大丈夫です。一緒に困惑しましょう。
そのうち、ぽろっと口にできる時が来て、こっそりとつぶやいてたら、「華ちゃん、元気になったんだな」って思ってもらえると嬉しいです。
変わらないのは、長野くんはこれからも私の唯一の自担で、まだまだ応援したいと思っているって事です。とっても前向きな気持ちだってことは書き記しておこうかなと。
井ノ原くんが興奮して雨を降らせなくて良かったね、長野くん!
○2017.11.29 追記○
再度この記事を読んでくださった方がいましたら、ありがとうございます。
この日から1年。V6の、長野博さんのファンとして応援し続けることができました。
正直、とても嬉しいです。
V6は夏から秋にかけて全国ツアーを回りました。長野さんの誕生日に公演があり、たくさんのファンが直接長野さんをお祝いしていました。しかも素晴らしいことに、その光景がWOWOWさんとのコラボレーション番組として放映され、会場に行けなかった私も見ることができました。
私は名古屋3日目とオーラス・静岡最終日に入ることができました。どちらも、「長野くん愛され回」でした。ツアーを通して長野くんが愛され、慕われていることをひしひしと感じました。
今までのV6にとって当たり前なことかもしれないけど、長野くんの存在の素晴しさを改めて実感しました。
やっぱり、引きずってきました。
ふとした瞬間に思い出しては、苦笑いをして。
でも、
1年間ファンを続けてきてよかった。
今はそう思います。
今の長野くんは「45歳・職業・アイドル」で。
私は、それ以外に長野くんを表す言葉を知らないなあと思います。
この1年、2016年11月29日のことが嘘だったかのように、長野くんはアイドルで在り続けていました。当たり前だけど、当たり前じゃない。
きっと、たくさんの脆く儚い気持ちを抱えて、彼は、彼らはステージに立っているんだと思います。
だからこそ、応援したくなるわけで。
ステージから、真横の制作開放席に向かって何度も何度も手を振って、踊ってくれたこと。
トロッコに乗って、優しい微笑みを投げてくれたこと。
精いっぱい上を見て、手を振ってくれたこと。
アイドルである以上当たり前なのかもしれないけど、なんだか果てしない優しさに満ち溢れた長野くんのことが、もっと大好きになりました。
まだまだ言えない言葉はあるけど、しょうがない。そのままで良いよ。
これからも長野博さんのファンとして、淑やかに美しく、応援していきたいなあと思います。