V6 50th single「Super Powers/ Right Now 」の発売に寄せて。

ご無沙汰しております、英です。

前回の記事……The ONESの話書いてますね……しかも前編止まり……

やっぱり多少の温度感はあって、好きなものには波のようなものもあって、私も他に様々なコンテンツを応援しているので…下書きから引っ張り出して公開したいとは思いますので、今更感はありますがよければお待ちください!

 

と、いうことで。

今回は昨日(1月16日)に発売された、V6の記念すべき50枚目のシングル「Super Powers Right Now 」について。

 

Super Powersの説得力

まずは「ONE PIECE」のオープニング曲として、ONE PIECEのファンにもすでに届き始めている楽曲「Super Powers」から。

MV(short ver.) https://youtu.be/XCNHfQCwBVI

 

 

私が注目したのは、その説得力の強さです。

「冒険」や「仲間」など、アニメの中でも取り上げられている(筆者の自宅にあるONE PIECEは10巻で止まっておりますのであんまり知識がないですが)テーマに沿った歌詞を、海の上を高速船で駆け抜けていくような音楽に乗せて歌い上げているこの楽曲。

V6の中では「HONEY BEAT」や「Sky’s the Limit」のようなイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。勢いと爽快感があって、力強いビートが刻まれる曲っていうのは、やっぱり元気が出ます。

こういう曲が活躍するのは、「闘い」に向かうときなんじゃないでしょうか。野球選手の入場曲とか、すごく似合うと思うんですよね…。身近なところで言うなら、例えば、もうすぐセンター試験。様々な試験に向けて頑張っている受験生に、そしてその受験シーズンに合わせて(?)、とても前向きで力強いメッセージを送っているようにも感じます。

 

そして、平均年齢が40歳を超えた「大人」…なんなら「先生」くらいのキャリアになるV6が唄いあげる歌詞には、ものすごく説得力がある。

私が発売日の一日中ずっと聴いていたなかで、いちばん刺さったのはここです。

 

「戦え!最強の敵は自分さ 永遠に…」

 

落ちサビ、とも言い切れないくらいの短いワンフレーズ。坂本さんが歌ういわゆる「Cパート」ですね。

47歳の坂本さんが、まだ”永遠に”戦うことを歌う。主題歌であることを踏まえても、重みがすごい。いろいろ知っているファンなら、坂本さんのストイックさを思ってグッときてしまうのではないでしょうか。私もグッときました。

 

圧倒的な説得力で歌われているフレーズは、勿論これだけじゃないんです。

「冒険と呼ぼうか」(「呼ぼう」ではなく「呼ぼう”か”」なのが刺さりました)とか…

「失敗も妙に魅力的(チャーミング)」(口ずさみたくなるフレーズNo.1という感じです)とか…

「愚かで愛しい僕達の世界」(もうこれが本当に好きです、結局私達はこのどうにもならないほど愚かな世界を愛しちゃうんだよなあ)とか…

 

作詞をされた森雪之丞さんの素晴らしい表現力にひれ伏しながら、何度も噛み締めて聴いております。めちゃくちゃ元気が出ます。

 

まだまだ歩みを止められないV6の、ここから加速度を上げていくV6の、決意表明のようなもの。アニメの世界観との相乗効果なのでしょうか、今後ファンとともにどんどん冒険をしてくれるような、そんな楽曲だと思います。

 

Right Nowの執着と優しさ

続いて、清水翔太さんの作詞作曲による楽曲「Right Now 」について。

MV(short ver.) https://youtu.be/tyz7MKqe_Rc 

 

これまでのV6にはあまり馴染みのない「俺」という表現を用いて、「男」を前面に出した楽曲だと思います。

少々品がない表現かもしれませんが、この曲を聴いていると、めちゃくちゃ「女」になっている自分がいることに気づかされます。

 

さて、私が注目したのは「執着」と「優しさ」なのですが。そもそも、なぜ私がここまでドキドキしちゃうのかっていうのを考えると、まずは歌詞の言葉選びにあると思うんですよね。

 

「俺のこと気に入っているみたい」(「私」の側に、彼への気持ちを自覚させる言い回しのような気がします)とか…

「俺が君を見つけたんだ」(シンプルにどきっとします)とか…

サビでリフレインしている「誰にも渡さない」(「俺が君を見つけた」から「誰にも渡さない」んですよね…渡さないって…)とか…

(ものすごく良い意味で)物議を醸した長野さんの歌う「他の男と一緒にしないで」(もうほんとありえん良さみがすごいよな)とか…

 

とか…(全部語りたい顔)

 

とにかく、積極的。

なんとなーく、V6の歌うラブソングって、悲恋だったり危険な恋だったり、どこか報われない男の話が多い印象があるのですが、これはめちゃくちゃ積極的。恋愛の始まりで、先攻なんです。あと、言い切りやワガママが見える歌詞が多くて、男の人の強さや仄かに香る子供っぽさが演出されている気がします。

つまり、これを聴いた、よく言われる「女の部分」を持つ女の子は、歌詞に秘められた男らしさと子供っぽさに、女としての部分や母性をくすぐられまくっているんじゃないかと。

 

いや…ドキドキするよね…分かる…。MVで剛くんが歌い始めた瞬間にマッチがボッて点くんですけど、あそこがもう恋に落ちる瞬間なんじゃないかと。恋に落ちたんじゃないかと。ハァ…

 

…そ、そして、「優しさ」の話。

とにかく積極的なんだけど、チャラくないんです、この主人公くん。曲の中で波の立たせ方(サビでの盛り上げ方)が、静かというか。

Super Powers とは正反対ですが、この曲のサビはずっと音楽のみが流れていて、時々「誰にも渡さない」という歌声が、遠くに聴こえるように乗せられていて。

眠る前に聴いていると、すごく落ち着く感じで良いですよね。テンポも、心臓の鼓動(ちょっと早め)くらいで丁度良くて。いやまあ落ち着ける歌詞ではないんだけど。

ここに、「大人の余裕」というものが詰まっているんじゃないかなと思います。

おそらく「彼」の気持ちも高まっているんだと思う、けど、彼は大人だから。じっくり、じわりじわりと、彼女へアピールしていくわけです。

ダンスを見ても、なんとなくそんな感じかな〜と思うわけです。すっごい細かくて激しい動きのはずなのに、しっとりと踊っているように見える。細かいダンスでなめらかに見せるのは、すごく難しいことだと思われますが、そこはさすがのV6。魅せ方が上手だなと思います。

6人でダンスをしている中で映えるのは、やっぱり剛くんかな〜と。先に述べたようなしっとり加減が絶妙で、衣装のデザインを活かしたターンの仕方や腕の振りを使って、とても丁寧な表現をされているように感じました。

 

MV、個人的にはスマホを使っている長野くんがチラッ…チラッ…と映っているのが見所です。1月16日の「TOKIOカケル」で、遂にスマホユーザーになったことが明らかになりましたが、やっぱり「長野くんがスマホ使っとる…指先で操作しとる…」と思わずにはいられません。

 

いま、この年齢の6人だからこそ出せる色気に溢れた、素晴らしい楽曲だと思います。ファンの「お歳暮送りたい」「口座教えて欲しい」という感謝の表現で、清水翔太さんを怯えさせてしまったというひと幕もありましたが、素敵な楽曲を提供してくださった清水翔太さんに、改めて大感謝祭を開きたいと思います。(やめなさい)

 

まとめにかえて

…さて。

発売日の深夜にここまで書き終わりました。

ほかに溜めている下書きを早く完成させないといけないな〜と思いつつ…。今見返したら文量が凄まじかったので、今回はここで終わろうと思います。

 

まだまだ語り足りないことはたくさんあります。初回盤A/Bに収録されているMVと「アドリブ6」の話とか(Twitter見てたらいろんな方がお話されているので、気になる方は是非)。

 

実は、いろんな都合であまりCDを買えずにいた私なのですが、今回は記念すべき50枚目のシングルということもあって、V6及びスタッフの方々の気合いの入り具合が凄くて。私は私なりにV6のファンなので、ここらでいっちょ気合い入れたろか!と思い、初のCD3枚買いを果たし、文を認めている次第でございます。

 

3枚買いして5000円。現実、決して安くはないと思います。だから、せめて通常盤(¥1,296)だけでも手に取ってくれる方が増えると良いな、と思います。

 

通常盤は、簡単に書くとこんなステキ特典が詰まっております。

  • スリーブジャケットに描かれた尾田先生作画のV6
  • V6の手配書(懸賞金も分かるよ!)
  • めっっっちゃエモいブックレット(紙質がいいよ!)
  • 20th Centuryを堪能できる楽曲「LADY, LADY, LADY」(これだけで1記事書けるくらい好きだよ!音に声を当てる歌い方の長野くんボイスとの親和性がすごいよ!)
  • Coming Centuryを堪能できる楽曲「そんな顔しなくたっていい」(これだけで1記事書けるくらい好きだよ!作詞作曲を担当されたDENIMSのサウンドとの相性が合いすぎているよ!)

 

全然簡単に書けなかった。私が知る限り、最も豪華な通常盤です。

 

毎度毎度パーソナルベストを更新してくるV6。もっともっとたくさんの人に届きますように!

 

 

Super Powers / Right Now(CD+DVD)(初回盤B)

Super Powers / Right Now(CD+DVD)(初回盤B)

 
Super Powers / Right Now(通常盤)

Super Powers / Right Now(通常盤)

 
Super Powers / Right Now(CD+DVD)(初回盤A)

Super Powers / Right Now(CD+DVD)(初回盤A)