V6と駆け抜ける私の日記 #1「世代交代」

夢であって欲しかった。

 

いつか来ると分かっていたその日を、「まさかこんなに早く来るなんて。」という言葉で装飾するのには、まだ少し抵抗がある。

今もまだ、不安定な情緒と肩を並べながら、この編集画面と向き合っている。

 

V6と駆け抜ける私の日記

#1 「世代交代」

私には、何ができるだろうか。

まだ整理のつかない頭の中で、6人の愛すべきアイドルと共にこの時代を駆け抜けるために何ができるだろうか。そんなことを考えながら、正直ぜんっぜん気持ちがまとまっていない中で、これからは細々とブログを書くことに決めた。

重たい気持ち、楽しくて幸せな気持ち、伝えたい気持ち、よく分からないままの気持ち。可能な限り、いろいろ書いていこう。自分の価値観もブレブレで、温度感も未だに掴み切れていなくて、毎回言っていることが違うかもしれないけど、ご勘弁を。

 

2021年3月12日16時

私が愛してやまないアイドルグループ・V6が、解散を発表した。2021年11月1日をその日に設定し、グループ活動の期限を設けたのである。

全員が40歳を迎え、グループが25周年という大きな節目を迎えた。その前後で、今後の6人の人生を語り合い、グループについて話し合い、話し合い、話し合って、導き出した結論だと、彼らは12分半の動画と長い文章で、教えてくれた。

 

四半世紀のキャリアは伊達じゃない。金曜日の夕方に突然アップされたページには、可能な限りのリスクマネジメントと、あたたかな気遣いが詰まっていた。

「多くの憶測がこれから飛び交うと思うけど」「仲が悪くなった、不和があったことが理由ではない」「この決断は決して後ろ向きなものではない」

ファンが心配することを分かっていて、メンバーが、自身の言葉で伝えてくれていたことが、私にとっては救いだった。申し訳ないとも思いながら、世界が一変したそのタイミングでは、圧倒的に包容力のある彼らに身を委ねるしかなかった。

誰のどんな言葉より、6人の表情が、言葉が、その声のあたたかさが、揺らぐことのない信頼であった。

 

Twitterは騒然としていた。16時の少し前にFCからメールを受け取ったフォロワーたちは、あの15分強を前向きに過ごそうとしていた。少なくともツイート上では、の話だけど。

16時を回り、報告を受け取った人から順番に、ツイートの数が増えていく。驚きを隠せない人、何かを悟ったような人、おびえる人、困惑する人。トレンドワードがじわじわと変わる。週刊誌の報道内容が、拡散力の高いニュースアカウントでシェアされたのを知った。

このあたりから、彼らに関連するツイートが爆発的な加速度で増えた。件のニュースアカウントのリプライ欄、引用リツイートハッシュタグ、トレンドを見た人のツイート。普段からファンを名乗っていた人のツイートが見えなくなるくらい、たくさんのツイートでトレンドが埋め尽くされていく。分かっていたけど、当日夕方のワイドショーが終わるまで、純粋で無垢な外野のツイートは止まらなかった。

 

「世代交代だね」「お疲れ様でした」「ジャニーズ(事務所)ももう終わりだな」「○○(グループ名)は誰それがアレで、○○は活動がどうこうで…(リストアップ)」「推しは推せるときに推せ、だねえ」「明日は我が身」「V6は安泰だと思っていたのにびっくり」「私の推しは云々」

 

……などなど。話題のニュースへツイートしたくなる気持ちは痛いほど分かりながら、読んでくださっているV6ファンの人達は、きっと傷ついたのではないだろうか。私はメチャクチャに傷ついた。

ツイートの内容は仰る通りで、反論があるわけではない。他人事のような口ぶりも、他人事なのだから仕方ない。言うまでもなくスルーしながら、ひとつだけ駄々をこねてみる。

 

V6は、同じ事務所にいる若者に何かを譲るため、この決断をしたのではない。

少なくとも今回の彼らから、後輩という言葉は一切出てきていない。

6人の決断は、あくまでも6人だけのものだと、今は思う。

 

この手の話は、『逃げ恥』の百合ちゃんを思い出す。当時話題になった、「自分に呪いをかけないで」という話だ。

こういう言葉はどうだろう。アイドルの次なる可能性を、彼らは示してくれている、と。年を重ねた結果、アクロバットをしない選択をしても、結婚するという選択をしても、その後恋愛ソングを歌うという選択をしても、『不惑』という曲を歌うという選択をしても、40歳を迎えてなお新しい選択をしても、きっとこれからもずっと愛され続けるアイドルでいられるだろうということを、V6は示してくれているのだと。

 

あと普通にV6はメチャクチャかっこいいからね。舐めてっと腰抜かすからね。

試しに1本見とく?↓

youtu.be

 

いわゆる後輩グループのファンが、今回の件を受けて「次は自分の好きなグループの時代だ」とワクワクしているわけではないことなど、百も承知である。「V6兄さん」という言葉でトレンド入りする、お兄さんグループとして愛されていることも、十分に理解している。むしろ、ジャニーズグループのファンが”世代交代だ”などと言っていたツイートは、おそらく今のところ見ていないので、おおよそ世間の反応なんだろうと思う。

 

でも、やっぱり、私にとってV6がいつでも最旬で、「 #今がいちばんであること」と掲げてくれているアイドルだということは、あえて声高らかに申し上げたいと思っている。

 

……ん?なに?動画見た?すごいかっこいい?

わかってんじゃん。

 

……買っとく?

 

 

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 (このあたり温度感おかしいけど許してほしい……V6が愛されて欲しいので……。)

 

 

 

あとがき

週が明けて、社会人としての生活が戻ってきた。

世間は思っている以上に、V6の話をしなくなった。

もう誰も、一緒に悲しんでくれなくなった。

別の趣味の話でにぎやかな人たちを眺めているのがつらくなった。

心配してLINEをくれた仲の良い友人へ、666枚のオブラートに包んで愛情を振りかけた「今は放っておいてほしい」を返した。

ほぼ同じ熱量でツイートしている人が存在しているTLにしかいられなくなった。

Instagramはおやすみした。久々に数独に没頭した。たくさんの料理を作り置きした。

逃げることも、考えないことも、なんら問題なくて大事だと気付いた。

 

2021年11月1日までに、これ以上に苦しいことがないといいな。

できるだけ、楽しく過ごせるように、多くのファンの方が自分の心と身体を整えられるように祈りながら、今回の記事は締めさせていただきます。

私も自分に対して、同じ気持ちでおります。

 

では、またそのうち。