"攻めのV6"とは何だったのか -V6 For the 25th anniversary 鑑賞記録 -

私はこんなにV6のことが好きなのかと、体中の細胞に想いが染み渡る夜だった。

2020年11月1日、18時25分。私は確かに、宇宙をこの目で見たのである。

 

【記事内容の簡単なまとめ】

・セトリバレ、演出バレ、あります!!!!

・しかし語彙はないため、V6めっちゃすごいという話しかしていないです!!!!

・11/13の再配信視聴後、たくさん追記する予定です!!!!!!!!補完!!!!!!!!

 

 

★ついでに

読んでくれている方の中にはそんなことしている人などいないと思いますが、改めて載せます!著作権侵害しないように気をつけましょう〜!

録画した動画の転載・共有・販売・配布・交換を行うことは著作権の侵害にあたり、法律で・10年以下の懲役・1000万円以下の罰金・又はその両方が科せられることもあります。

また、インターネットやSNSを通じた販売・交換等の行為は違法であると同時に、詐欺・搾取等、予期せぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあり非常に危険です。

くれぐれも利用しないようお願いいたします。

https://online.johnnys-net.jp/s/jno/ )
 

 

 

 

 

 

「勤続25周年の男たち」

2020年のV6は、というかここ数年のV6は、これまでとひと味もふた味も違う。

楽曲面では、2017年「The ONES」で数々の著名アーティストとタッグを組んだことを契機に、V6の音楽性が爆発的に広がった。これまでの楽曲がどうと言うより(もちろん大好きですが)、ここからの楽曲が素晴らしすぎるのだ。

詳しくは省くが、若手のアーティストや洋楽界のカリスマ、親交の深いアーティストなどと深く繋がりあい、より上質な楽曲を届け続けてくれているのである。

 

私が知る限り、新しいファンがたくさん増えたのもこの数年、細かく言えば20周年イヤー(2015年)以降のことではないだろうか。かくいう私もV6ファンを名乗り始めたのはここ数年である。四半世紀近く応援し続けている先輩ファンの皆様には頭が上がらない。

アイドルを応援することを25年続けるなんてとんでもないことだと思う。まずはそんな方々が素敵な節目を迎えられたことを、心からお祝いしたい気持である。

 

そして、言わずもがなV6の25周年はどえらい。多くのファンが付き、離れて行ってもなお、彼らは休むとなく、欠けることなく、踊り続けていたのである。

25年も続けたことなんて、あなたの人生にひとつでもあるだろうか。食事や睡眠でさえ、毎日欠かさず続けられたことはないような気がしている。少なくとも私はV6より年下なので、人生すらも25年には届かないのである。どれだけの時が経っても、V6を超える何かを持つことはできないのではないか…?などと考えてしまう。

 

と、どでかい感情をぶちまけたところで、LIVEの感想より先に、この素晴らしいキャッチコピーの話をしなくてはならない。

勤続25周年。勤続とは「勤務が続くこと」で、勤務とは「働くこと」。V6はずっと働いてきたのだと、当たり前のことに気づかされた。

アイドルって何なのだろうと、アイドルが大好きな人は自己に問いかけたことがあるのではないだろうか。V6はここで、ひとつの解を見せてくれた。アイドルとはそれすなわち仕事であると。私が見ているのは彼らの仕事であり、彼らは自らの活動を魅せることが仕事であると、V6は25周年の期間を「活動」でなく「勤続」と表すことで見せてくれたのである。

…書いているうちに訳が分からなくなってきたが、とにかく私の心にはズドンと突き刺さった、そんなキャッチコピーを掲げて「 #V625 」イヤーは始まったのである。

 

ということで、「V6 For the 25th anniversary」の感想を、セットリスト順に書き連ねていこうというのがこのブログの目的です!備忘録含めて雑多に書くのでどうぞお気楽にお読みください!

 

 その瞬間(とき)、代々木第一体育館には宇宙が創造された――――― 

M0 Overture

 つい最近新しくなった原宿駅から代々木第一体育館(以下:代々木)までの道のりを、V6のコンサート in 代々木が開催された年(たぶん)の数字と共に辿る。デビュー時に揺れるほど人が集ったという歩道橋、ファンミーティングを行った広場、そしてエントランス。ライブに向かう直前の、「今から何が起こるのだろう」という高揚感が思い出され、そして歴史を感じる素晴らしい演出を堪能した。ありがとうV6、ありがとう代々木。一度もライブで訪れたことのない代々木に感謝の気持ちを伝えざるを得なかった。

 

M1 Right Now

目に飛び込んできたのは、”何もない”代々木のフロア。そこに”ある”のは、幾夜も待ちわびた6人の姿のみ。そう、まさに、「このフロア 俺が君を見つけたんだ 誰にも渡さない」なのである……。

メロウな楽曲で始まるライブと言えば「The ONES」ツアーの「Can't Get Enough」もそうなのかもしれないが、Right Nowの”””ガチ”””感に勝てるものはない。歌詞の情景がイケイケオラオラ系(清水翔太さんありがとうございます)なこともあり、私は声を出すことができなかった。1曲目に、だだっ広い代々木のフロアで、1曲のためだけに用意された衣装を着て踊るV6。かっこよすぎて泣いちゃう。

また、ライブ全編通しての感想になりますが、カメラワークの作りこみが素晴らしかった。定点、引き、アップ。どれを取っても一級品で心地よく見ることができました!本当にありがとうございます!

 

M2 KEEP GOING

さっきのシンプルで説得力しかない代々木のフロアが、気づけばどんどこセッティングされていく。早回しの映像で作り上げられていくセット。組み上がる鉄の棒。完成したそこから吹き上がるのは、とんでもない量の火花。脳が「ライブの興奮」を感知し、血が沸騰するような熱さを覚える。いよいよはじまってしまうんだ、ライブが…(2曲目)

KEEP GOINGという楽曲はとにかくまぁかっこいい。上手に歌えたらかっこいいし、踊れたらかっこいいしモテる曲だと思う。ジャニーズ特有かもしれない話だが、ジャニーズJr.や後輩グループがこの楽曲をカバーし、オリジナルの振り付けで踊るなんてこともあったそうだ。まぁかっこいいから仕方ないよな……私が後輩だったらこれカバーしたいし……。

しかし、V6のKEEP GOINGはやっぱり最高であった。っていうかやっとライブで見られたね……。いまだによくわからなくて、私がやると酔っ払いにしか見えないキャメルウォークを見事にやってのけるV6。あれをかっこよく踊れるポテンシャルは、今のところV6にしかないのではないかとすら思う。

金の衣装に身を包み、リフトで降りてきた時の画面のカッコよさも最高だったな。本気の顔が何よりも美しい。

 

M3 Supernova

あんまり記憶がない。Supernovaはつい最近のTVで「大人の色気ダンスメドレー」なる披露のされ方をしていたけれど、ぶっちゃけ比じゃなかった。

Right Nowが大人の余裕なら、Supernovaは「今夜絶対に仕留める」という獣の目をした6人の姿だと思う。6人がギュッとなってひとつとしてうごめくの、いいですよね~!あと岡田くんが長野君の太ももを撫でていたのが超セクシーでした。岡田くんの手は本当に美しいですね…。

「定番で盛り上がるから」と、前回のツアーではセトリにあえて入れなかったといいうSupernova。このライブで序盤に持ってきていても、「あ、V6、定番で来たな」と思わせない圧倒的攻め感にひれ伏したことだけ覚えています。

 

M4 SILENT GALAXY

時代が動いた曲。Twitter上では「古代兵器」と言われていたのがしっくり来たので使わせていただきます。2010年の楽曲で、披露は実に10年ぶり?とのこと。もはや伝説ともいえる楽曲が、何の違和感もなくよみがえる代々木。凄まじかった。

あと事前収録なのかリアルタイムなのかわからないけど、V6がロングコートを羽織って壮大なフライングをしていた。ここに、宇宙が誕生したのだと、確信した。

スタッフさんがかねてから激推ししていたSILENT GALAXYが、このスケールでセトリ入りしたことが嬉しい。おめでとうございます…!(?)そりゃあのヤバい機械も出てくるわ。ダイヤモンドのマジックハンドみたいな、あのヤバいやつ……ね……。

 

M5 Wait for You

V6の20周年イヤーに発表された楽曲がここで歌われることが、とても感慨深かった。彼らの楽曲の中でも随分とパーソナルな部分を歌っている曲で、ふと聴くとグッとくるけれど、それももう5年前の曲になっていることに驚く。私の中ではひそかにすごく好きな1曲です。

まっすぐ横に伸びるレーザーは、横並びでダンスする6人と重なり、赤や白や青に光りながら彼らの身体を照らす。かっこいい。「ありがとう」を伝えるのではなく、「もっと上へ」の気持ちを見せてくれるV6のゆるぎなさを、今もこうして感じられていることがうれしい。

 

M6 サンダーバード -your voice-

かっこよかったな……マジで……!

令和に通ずる楽曲のかっこよさ、ヒーロー感。そして発売から16年経っても色褪せたと思わせない歌唱力とダンス。身体の可動域もダンスのキレも、きっと当時とは違うのだろうけど、おそらく当時とほぼ同じ振りで踊りきっているだけでフィジカル面すごすぎるからなぁ…。

特に坂本くんと長野くんが、この振り付けを踊り切っているのが本当にすごい。V6はあまり大きく振りを変えない(アクロバット以外)アイドルだと思っているけど、この曲を最年長2人が踊り切るところが、V6の凄さだと思う。上が魅せると下が応える、そんな2人のプロフェッショナリズムを感じるダンスだった。

あとこの時、上からのアングルで踊っているV6の揃い具合にしびれました。あとあの……360度カメラみたいなやつ……すげかったな……。ダンスグループって、かっこいいなぁ……!

 

M7 星が降る夜でも

たしか、ここで初めて「客席のライト」としての光がV6を包んだと記憶している。アルバム「READY?」に収録されている、秋の夜にぴったりなバラード。V6の真骨頂であるハーモニーと伸びのある歌声が代々木の空気をやさしく包む。きっと左右に揺れていたであろう私たちの柔らかい光を想い、ほんの少しだけ胸がきゅっと締め付けられた。

 

M8 ある日願いが叶ったんだ

このつなぎ考えた人、ありがとうございます。同じような星空の下、ちょっとの切なさを残しながらも、うっふっふっふっふ~♪と楽しくなれるかわいい魔法のような曲。CGと動きを連動させながら、音符を出したり、流れ星を流したり、光をはじけさせたり。画面の向こうの私たちを楽しませるためのささやかな魔法と、きゅんとする歌詞が相まって、ニコニコになってしまった。きゅんです!(指ハート)

 

M9 Swing!

かっ かわいい~~!楽しい~~!

アンコール曲としてみんなが盛り上がる曲を、こういう演出で持ってくるチームV6、さすがとしか言いようがない。客席に座り、クルーの方々と一緒に縦揺れし、ハチャメチャなステージを見せてくれるV6(ベテラン)。マジで可愛かった…。ところで、この曲のMVではメンバーが裏方さんをやったり、ボーイをやったりしているのだけれど、そことかけている的な話はありますかね?

 

M10 SPOT LIGHT

ライブで盛り上がるための曲!アップテンポで前向き絶好調な曲。代々木の中を走り回り、セグウェイ的なやつで乗り回し、あと歌詞を各々がめっちゃ間違えるという(?)

手すりのないセグウェイを華麗に乗り回す井ノ原くんよかったな…。あと「背中を押してくれる仲間がいるから」で背面の仲間を指さす剛くんでいっつも泣いちゃう。嬉しいよ…一生V6でいてね…。

 

ここでメンバーは木で作られたステージへ。アスレチックみたいにも見えるそのステージは、上のモビールみたいな木々が角度によって「V6」「25」と見えるようになっていて。スタッフさんのこだわりを感じました。

 

オカダのカメラに写るV6

35分あったというV6のMCタイム。番組1本作れるじゃん。知らんけど。

面白くて楽しいMCだったけど、ここでいちばん気になったのが岡田くん。

途中から自前のカメラでほかのメンバーの写真を撮りだし、プロのような手さばきでフィルムを装填し、また撮り。ふざけたり小鼻を膨らませたりするお兄ちゃんたちにあーだこーだ言いつつ、黙々とシャッターを切る。

岡田くんがV6にいてよかったなぁと、その時ふと感じた。事前に配信された「前夜祭(ドキュメンタリー)でも真剣な表情でこのライブの演出について語り、5人の写真を撮るときは一切ふざけない(ふざけ虫の井ノ原くんにそそのかされてたけど。すいめせ~ん、ませんくださ~い!でゲラゲラ笑ったのは内緒。)ところとか。いろいろあったけど、V6と真摯に向き合うという選択をしてくれてありがとう。

Visual bookとっても楽しみにしています。

 

本当の”攻め”はここからだった

M11 All For You

あんなにおふざけだらけで、メリハリもなんもないMCをぬるっと終えた6人。「次クールな曲なんだからさぁ」とか談笑しつつ、イントロが鳴る中でスッ……とパフォーマンスの配置につく。私がもしV6なら、あのカオスなMCからパフォーマンスに入るまで数分いただきたいと思ってしまうが、プロはやっぱり違うのである。(?)

間奏のダンスで剛健コンビが抜かれた時、「ヒェッ」とか「ワアァッ」とかいう声が喉から漏れた。2人のダンスがシンクロしているとか、そういうことではないけれど、2人で並んで踊っているという事実が……素晴らしいなと……。

十二分に見どころのひとつであったと思います。刮目せよ…!!

 

M12 PINEAPPLE

し、真打登場―――!

恐らく多くのファンが待ち望んでいたであろう”All For You →PINEAPPLE”のチルな流れ。少なくとも私は待ち望んでいた曲の繋ぎであり、大変興奮しました。

 

「はなればなれでも あなたに触れてる」「はなればなれだから 心に触れたい」

 

最新リリース曲として、V6の描く”今”が現れているような、土岐麻子さん作詞の秀逸なことばたち。何度見ても心の奥がジンと熱くなるダンスと、表情。

たまんないですね……!

 

M13 TL(Instrumental)

あんまり記憶がない。(2回目)

配信待機中にずっと流れていた「TL」を聴きながら、「やっぱり良いなぁ……!」としみじみしていたので、まさかそんな形で伏線が張られているとは夢にも思わず。確かにずっとリピートしていたね…。

転換の間を埋める映像にしては豪華すぎる演出、ダンス、衣装、などなどに心を持っていかれたので、本当に記憶がないというのが正直なところ。すごかったなぁ…。円盤になったら一番に見たい部分でもある。

寒い思いをしながらあの映像を作っていたのかと思うと、やっぱり嬉しい。V6が見せたいものを、懸命に作ってくれているというその誠実さは、いつ何時であっても心に響くなと。

 

M14 GOLD

ついに、ついに来てしまった……。前回のツアーでセトリ入りせず、多くのV6ファンが待ちわびていた「GOLD」初披露が……。

代々木のフロアに敷かれた無数のLEDと、そこに歌いながら舞い降りるシャンパンの妖精、またの名をV6。そもそも曲が最高に良いので、イヤホンを通して聴いているだけでも十分満たされていたつもりであったが、やっぱりステージで観るGOLDを身体が求めていたのだと知るのであった。

この演出は、私たちが客席にいたら実現しなかったものだったであろう。別の演出が考えられていたのかもしれないが、(それはそれでぜひ見たい)V6が今回配信という選択肢を採ったことが起因して、こういった「客席では見られなかったかもしれない演出」という新しい演出が見られたことが、嬉しかったりもする。

 

M15 Can't Get Enough 

そんなGOLDにうっとりしていた私たちにブチ込まれた、「Can't Get Enough」。前回ツアーではセトリの1曲目にドカンとブチ込まれた、我々ファンを初っ端から瀕死にさせたセクシーダイナマイト曲である。

洋楽テイストに全振りした音楽、こだわったファルセットや英語の発音。セクシーなダンス。

……と思っていたけど、今回はなんか……マジックミラーで……すごかったですね……!私が覚えているのは剛健のお二方を従える長野博さんの姿くらいです……。

 ダンスを以て完成したかと思われていた曲に、新たな表現方法を組み込む。ここに、V6が進化を続けてきた理由があるような気がしている。

 

M16 Air

みんなが大好きなV6の純愛ソング・「Air」。これまで数々のコンサートで披露されてきた、ファンにもファン以外にも人気のある曲のひとつなのではないだろうか。

アイドルというものは本当に言葉で表すのが難しい存在である。ここでのアイドル・V6は、恋人ではないのに、私を恋人のように想って、届けてくれるのだ。しかも、恥ずかしいセリフではなく、真摯でまっすぐな想いを。ワンショット(多分)で器用にフォーメーションを変えながら、カメラに向かって真っすぐな歌を歌う彼らの姿に、キュンキュンしてしまうのである。私のポケットには、溢れてしまいそうなほどのきゅんですが詰め込まれ、私はそれらを指が擦り切れるほどに取り出しながら「きゅんですけど?!?!?!?!???!?!?!?!?!?!?!?!?!?」と叫んでしまうのだった。

 

M17 It's my life

ここにきてのIt's my lifeです……!(頭を抱える絵文字)よかったね、幸せ空間だったね……。

奇しくもコロナ禍に公開となったMV、真っ青な空の下でにこやかに歌うV6にどれだけ助けられたことか。

 

「ありふれた毎日も 悪くはないでしょう」

 

まさかその"ありふれた毎日"が、逆の意味で大切なものだったことに気づくとは、きっと制作時には誰も思っていなかったのではないだろうかと。

V6としては25周年を迎えて初めて上げた声で、改めて自分達のスタンスを表明するかのような曲で。恐らくパブリックなイメージのひとつであろう、「みんなのお兄さん」的存在としてのV6が表れた素敵な曲。早くライブでアイラブユーの手話をみんなと掲げたいなと思いました。キツネとちゃうで!

 

M18 SPARK

激シブカッコよすぎソング!SPARK!

カップリング曲にも名曲の揃っているV6の中で、2017年のツアー「The ONES」にて大(おお)ライブ化けした曲です。

※今まさにYouTubeで期間限定公開中なので、見たことない人は見た方がいい。なんなら「Get Naked」→「SPARK」→「MANIAC」の流れを見た方がいい。絶対に後悔させません。

こんなに激しく踊るのかV6、の最新曲と言っても過言ではない、ガシガシ踊る系アップチューン。今回もキマってましたね。最高。

 

M19 Super Powers

王道主人公ソングなので当たり前かもしれないけど、ライブでまあとにかく映える映える。MVではダンサーが周りを舞うなど、V6的にはあまり踊らない(当社比)楽曲という認識でいた私の頭には、「演出」の文字がなかったのかと言うくらい。バッチバチなライトに照らされながら、吼えるように歌うV6のかっこよさは一級品。踊ってもかっこいいし、踊らなくてもかっこいいV6って何者なの〜〜〜〜〜?!ってなってくれ!!!!!!!!!!!!

 

M20 WALK

まさか25周年ライブで聴けるとは……。全員が同じ方角を向き、歩調を合わせて進むことが美徳とされるなか、彼らは必ずしも同じ方角を見ていたのではなく、時には違う方向へ興味を示したことも、進んでみたこともあったのではないだろうか。そのなかで、概念としての「方向性」を6人で変わらず持ち続けていたことが尊いものだと思い知るのは、四半世紀をアイドルとして生き抜いたV6だからこそなのではないだろうか。

あとはシンプルに歌詞が良い。苦しさや寂しさを肯定しつつ、前向きな明るさで包む。これもまた、V6にしか表現できない言葉たちだと、1人のファンとして思う。

 

M21 羽根~BEGINNING~

25周年を振り返るNHK「SONGS」で、健くんが大好きだと語っていた曲。お恥ずかしながらちゃんと聴いたのはこのライブが初めてで、ああこれが、程度の認識でいたのだが、気がつけば泣いていた。

雨のカーテンに包まれながら歌い上げる演出は、以前彼らが「最も良い演出だった」と振り返っていたそれで、今回はさらに逆再生による映像ギミックも追加されていた。どこまでが生配信で、どこからが事前収録なのか分からないのが今回のライブを見るべき666のポイントのうちひとつなのだが、この終わり方が本当に痺れた。

あれほどたくさんの感情に包まれたというのに、最後は降り頻る雨のように、煩い気持ちを心に秘めながらしっとりと終演を見届けている自分がいた。あの数分の心地よさ、もう一度体感できると思うと楽しみで仕方がない。

 

 

V6が25周年に魅せたもの

本来、「25周年を記念したライブツアーが行われる予定だった」とメンバーが明かしていることから、今回の配信ライブに関する演出、映像、その他諸々は、そのツアーのために用意したもの以外にたくさんあったのだろうと思う。

実際ライブへ参加(at 画面の前)してみて、このライブが「有観客を想定していた」とは一度も思わなかった。そして、「参加している」と言うより、「鑑賞している」という言葉がしっくりくるほど、ライブをファンとのコミュニケーションの場としてではなく、芸術作品として表現していたと思うほど、彼らのライブは「ライブそのもの」であった。

 

以前より業界からの評判が高かった、演出、照明、ステージその他、ライブにおけるステージメイキングも、今回かなり「攻めて」いた。

そこには、「配信ライブだけど、できることをやる」と言うより、「配信ライブだから、こんなことをやってみよう」という前向きな姿勢があった。その振り幅が大きかったのがV6で、その演出で私の心を揺さぶってきたのだ。

 

あくまで1人のファンとしての意見だが、今回はいわゆる「ファンサ曲」「お手振り曲」がないことも良かったと思う。

実際にオフラインで会うことが目的のひとつになるライブでは、ファンサやお手振りのために1曲分の尺を使うことが多い。これはこれでファンにとってすごく大切な時間で、近くまでメンバーが来てくれることはとっっても嬉しい。そうでなくとも、初めてライブを観に来た人や、付き添いで来たであろう人も盛り上がれるような曲(「愛なんだ」「WAになっておどろう」「HONEY BEAT」など…?)が用意されているだけで、全員が楽しめるライブは実現可能になる。

しかし、今回はそういった定番曲がセトリから外れた。いや、「外した」のだろう。

ライブ全編を通し、6人は基本的に共にいた。私たちが見られる視界は画面の画角のみだからだとは思うが、ファンサを待ったり、カメラワークに期待を寄せたりすることが少なかったように感じる。

「攻めのV6」を魅せる、と語った岡田さんの言葉は、セットリストにも表れていたのではないだろうか。こんな攻めまくりのセトリ、逆に普段のライブではなかなか実現しないのかも……!と、レア度マシマシなライブであった。

 

終演、そして

しなやかに幕を下ろしたかのように思えた「V6 For the 25th anniversary」。実は、それだけでは終わらなかった。

なんと、ファンクラブ会員限定の配信時間が用意されていたのである。嬉しかったな〜!

 

カオスすぎるMC(キーワード:長野くん脱出成功おめでとう、長野くんお誕生日おめでとう、長野くんの出汁)、Twitterトレンドさえ獲ったチャットとV6のコミュニケーション(キーワード:ボンタン狩り)、などなど、「こりゃファンにしか分からんわ」的な時間が賑やかに進む。

ひと段落ついたところで、スタッフからの呼び掛けが。あっ、プレゼントの時間だ、と息を飲む。

 

V6のみんなーー!
25周年おめでとう!
そして、いつもありがとうーー!
これからも応援していきます!

 

サプライズ好きなV6スタッフの皆さんが準備してくださり、ファンが動画で声を寄せた、短いメッセージ動画。そして、私達からの言葉として綴られた、V6へのラブレター。

エンドロールのように流れるそれを見つめる6人の姿を見て、私は「ああ、6人も人間なんだなあ」と思った。

 

ふざけたり、アイドルスマイルを繰り出したりすることなく、まっすぐな目で、無言で、ただ文字を追う6人。その顔は、今まで一度も見たことないような、泣きそうな顔かと思えば、怒っているようにも見えるような、真剣で真っ直ぐな顔で。アイドルが映像を見ているときの顔ではなく、ひとりの男として、言葉を噛み締めてくれているような顔で。

勤続25周年の男たちが最後に見せてくれたあの顔を、私は一生忘れないと思う。

 

コメントも嬉しかったなあ……ぽつりぽつりと呟いてみたり、喉を詰まらせてみたり、「ひとが話している」という実感を得た。

私はいつも、貰ってばかりだと思っていたけれど、私からV6に届けられたものがあって、それがあんなに響いているなんて、幸せだなあ……(しみじみ)

披露された曲も下に書いておきます。

ここらへんめっちゃ泣いてて演出とか覚えてない。(覚えているけどね…!!)

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M22 明日の傘

(結婚式で流したいV6ソングランキング上位。岡田さんイチオシの井ノ原さんパート、必聴です!)

M23 クリア

(私から言えることは何もないです。質が良すぎる。しみじみと聴いてほしい1曲。)

M24 Full Circle

(分かっちゃいたけどドゥワァ〜!という気持ちになりました。安心して私と一緒に爆発しましょう!)

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おわりに

さて、「V6 For the 25th anniversary 」にて、勤続25周年の男たちが魅せた「攻めの姿勢」の良さ、伝わったでしょうか。

まずは11/13 21:00〜の再配信を見て、その後の円盤化(あるかもしれないってMCで言ってた)(ないわけがないと思いたい)に向け、この記事もポツポツ追記していこうと思います。

 

★一応最後にも載せとくね!改めて頼むよ〜!

録画した動画の転載・共有・販売・配布・交換を行うことは著作権の侵害にあたり、法律で・10年以下の懲役・1000万円以下の罰金・又はその両方が科せられることもあります。

また、インターネットやSNSを通じた販売・交換等の行為は違法であると同時に、詐欺・搾取等、予期せぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあり非常に危険です。

くれぐれも利用しないようお願いいたします。

https://online.johnnys-net.jp/s/jno/ )

 

ありがとうございました!

V6大好きだ〜!(めちゃデカ指ハート)